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2013年11月22日

RB26DETT タービン交換編


久々ブログに登場のたこすです。

今日は先日行ったR34 GT-Rのタービン交換作業をご紹介致します!

内容はリヤ側のタービンブローです。作業前はブーストも掛からず過給音もおかしな感じです・・・

いったいどのような状態になってしまっているのか・・・ドキドキしながら作業に取り掛かります。

RB26DETTのタービン交換は

エキゾーストフロントパイプ→エアクリーナーボックス吸気系パイピングウォーターラインオイルラインエキゾーストマニホールド等といった順番で外していくとようやく取外すことが出来ます。

文面にするのはとても簡単ですが実際は作業スペースも狭く、面倒な作業です。

(画像は既に前後のタービンが外れている状態です)

取り外したタービンをチェックしてみます。

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・・・・・・・・・

(  Д ) ゜  ゜

おおぉ~~っと、これはぁぁ
”羽”が無い!! 見事なまでに何も無いです。

フロント側タービンと見比べると一目瞭然ですね(・ω・`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで少しターボ車についての構造をご説明します。

ターボ車とは画像の扇風機のような(タービンホイール)部分を排気ガスの圧力により回転させることにより、その同軸上にあるコンプレッサーホイール(同じように扇風機のようなものが付いています)も同時に回転させて空気を過給する仕組みなのです。

ということは排気側の羽が無くなれば当然ブーストは掛かりません。(交換後は当然バッチリです!)

タービンの羽は一般的には金属製の物が大半です。金属の羽であればここまで何も無くなってしまうということはあまり無いでしょう。・・・しかしRB26DETTのタービンは排気側の羽がセラミックで出来ています。 

セラミックの羽はとても軽いのです。軽い物を動かすのには少ない力で済みますよね?タービンにおいてはその軽さこそが過給の始まるレスポンスの良さに直結するのです。 

そこがこのタービンのメリットでもありますが、高負荷時での耐久性では一般的には金属製に劣ると言われています。そう、今回のように壊れる時には前触れも無く粉々に砕け散ってしまうことが多いのです。

 ブローの原因には様々なものがあります。

・単純にタービン自体の寿命

・ブーストアップ等のチューニングによる過給圧の上げ過ぎ

 ・排気温度の上がりすぎ

・異物の吸い込み

・オイル管理が悪く、潤滑不良による焼き付き

などなど・・・

なんにしてもメンテナンス不足から始まり、適正な順序を無視した無理なチューニングや走行等が大部分かと思います。

GT-Rオーナー(に限りませんが)の皆様はブーストの上げ過ぎには要注意ですよ!

 

GTNETはスポーツカー専門店ですので、かなりの数のターボ車を扱っています。

チューニング等興味がおありの方は是非スタッフまで一声おかけ下さい!

 

ではでは~ 

 

 




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