★ スタッドレスタイヤ ★
今年は関東でも何回か雪が積もりましたのでスタッドレスタイヤが重宝した方も多いと思いますが、
スタッドレスタイヤを履いていればOKと思っている方が多いのも事実です。
正しい認識で使用しないと逆に大変危険です!!
そこでスタッドレスタイヤの復習です。
スタッドレスタイヤは溝がなくなるまで雪用として使えると思っている方が多いですが、スタッドレスタイヤには夏タイヤの摩耗限度を示すスリップサインが2段階あります。
サイドウォールの△のサインがある先の溝の中には通常のスリップサインがありまして、これはタイヤとしての使用限度です。
そのスリップサインと同じ溝の右側にもう一つスリップサインのような物があります。
見てわかる通りスリップサインより高さが高いです。
これがスタッドレスタイヤとしての使用限度を示す 「プラットフォーム」 と呼ばれるものです。
ここまで摩耗してしまうとスタッドレスタイヤとしての機能は終わりです。
でもタイヤとしてはまだ使えますのでその先は夏タイヤとして履き潰してください。
でも特に雨の日ですと通常の夏タイヤよりも滑りやすいですので注意が必要です!!
それともう一つ
これは夏タイヤも共通ですが製造年・製造週がサイドウォールに示してあります。
このタイヤですと 「YYY4008」 となっているところで、その数字部分です。
4008ですと2008年の40週目に製造されたタイヤという意味です。
タイヤのゴムは生ものですのでこの表記を参考に溝があったとしても5年では交換してあげたいですね。
まだ溝があるからとかでケチっているとあとでそれ以上の代償が発生する場合があります。
タイヤは車の中で唯一路面と接触している部品です。
500PS近くある35GT-Rでもその性能に見合ったグリップ力のタイヤを選ばなければ路面に動力がしっかりと伝わらないし危険です。
ブレーキ性能もタイヤのグリップ力以上のブレーキ性能は100%見込めません!!
F1マシンがあのスピードで走る・曲がる・止まるをこなせるのもタイヤのおかげです。
最近はホイールの大径化でタイヤの金額も高くなってますが、タイヤは命を預けるパーツです。
タイヤ選びの時の参考にして頂ければと思います。
2013年3月13日 15:21 | カテゴリ:スタッフブログ