突然、それはある日突然やってきました。
どんより、今にも泣き出しそうな雲行きですね。
せっかくの貴重な土日もどうやら雨模様・・・・・
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
さて、それはある日突然やってきました。
ブルッっと来たわけですよ。
なんなら、ブルブルッっと二回の場合も。
そうと思うと、全く来なくなったり・・・・・・・・・・・
何がって?
エンジンの話です。
こう、たまに身震いするんですよね。
どこかの悪魔の日産車のように。
はい、本題です。
今回は スズキ スイフト ZC31S の一瞬のエンジン不調、失火のような現象のお話です。
一瞬ということは、何かが壊れかけているんです。
壊れてしまえば、壊れた部品の特定は比較的容易に行えます。
しかしながら、今回は一瞬なんです。
つまり、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
調子が悪いから病院へ行ったら、診察前に調子が良くなってもた・・・・
っていう状態です。
診断する際、快調に動いてしまわれると、ある意味困ります。
診断出来ない場合も有ります。
まず、診断機でエラーコードの確認をします。
今回は、何も記憶されていませんでした。
つまり、コンピューターがエンジン警告灯を点灯させる条件を満たしていないのです。
完全に壊れかけのパターンです。
一瞬の失火のような症状なので、排ガステスターで排ガスを測定します。
基準 CO 1%以下
HC 300ppm以下
基準はクリアしています。
しかしながらHC濃度が高い・・・・
空燃比でいうと濃いのか、薄いのか、、、、、、
確証を得るために、擬似的にCO濃度を上昇させます。
すると、HC濃度が一瞬下がり、上がりだしました。
つまり、空燃比が薄いことになります。
ここから、点火系の診断を行います。
実は、この数週間前にスパークプラグは交換済みです。
この際には上記のような症状はありませんでした。
とりあえず、プラグの可能性は排除します。
となると、イグニッションコイルかプラグコードになるわけですが、、、、、、、、、、
プラグギャップを擬似的に広げていく工具が有ります。
これは簡易的にコイルに過酷な状況を創りだす工具です。
ギャップを広げれば広げる程、火が飛びにくくなります。
余り正確なものではありませんが、普通のプラグを装着して点検するより遥かにわかり易いものです。
画像があれば分かり易いのですが、ありません!!!
なぜなら、、、、、、
火花の点検中に、自分にスパークしたら嫌やからです。
ホント、痛いから嫌いです(笑)
これからの季節の静電気とか・・・・・・・憂鬱・・・・・
話を戻しますが、結果、二番シリンダーに刺さってるコイルが弱いんですよね。
さらに、プラグホールから抜き取る際に本来絶縁されてるとこから火花が飛んじゃってる状況です。
右から一番です。
調子が悪いのは右から2本目です。
スイフトはコイル2本、コード2本で構成されています。
二番のみの交換で症状は収まるでしょうが、やはり全数交換が望ましいですね。
今回は、全数交換にて対応しました。
交換後の排ガス数値
非常にクリーンになりました!!!
因みに、作業前の補正値を撮り忘れたのですが、トータル+10~12%程だったのに対して・・・・・
よくなりました!!
エンジンも絶好調です!
試運転を行いましたが、明らかに加速感が違います。
いや、ホンマに速くなりました!!!!
今回は排ガステスターの有難味がよく分かるケースでした。
私たちも日々勉強ですね!
小さな不調でも、ちょっと気になる事や疑問でも、、、
お気軽にお問い合わせください!!!
GTNET 尾張
愛知県清須市春日川中61
TEL 052-855-2200
2015年11月14日 14:13 | カテゴリ:新着中古車情報