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プリウス&インサイトがスポーツ走行に初挑戦!未知なる課題と無限の可能性を探求する!!

プリウス&インサイトがスポーツ走行に初挑戦!未知なる課題と無限の可能性を探求する!!

ハイブリッドカー普及元年の2009年、市場は「省燃費やエコカー減税&補助金」の話題で盛り上がっていたが、今年後半から続々と新型車が投入され、 セダンやRVといった個性的なクルマを選択できる状況が整いつつある。また、来年初頭には、本格スポーツタイプ「CR-Z」の登場が控えており、 ハイブリッドカーがサーキットを疾走する時代が、目の前まで迫ってきたのだ。

しかし、動力源にエンジンとモーターを併用するハイブリッドカーは、スポーツ走行を楽しむ上で、従来のドライビングスタイルのままで通用するのかは未知数である。 システム的に未熟な部分があるとすれば「エネルギーをいかに効率よく回収(充電)できるか?」といった頭脳プレーが、性能を引き出すための秘策になるかも知れない…。

そんな、ハイブリッド時代の「新基準」を探るべく、GTNETでは、人気を牽引するトヨタ・プリウスホンダ・インサイトを用意し、タブーを承知でサーキット走行を敢行。スポーツ走行における"課題と可能性"を検証することにした。

ホンダ インサイト

グレード
PRIUS L
車両価格 205万0000円
システム出力
134ps
車体重量
1,350kg
パワーウエイトレシオ
10.07kg/PS
タイヤサイズ
185/65-15

ライバルを圧倒する先進のメカニズムとシステムパワー!スポーツ走行においては車体重量とS-VSCがネックに…

ライバルのホンダ・インサイトに比べて、システムパワーと排気量でまさるトヨタ・プリウス。ストリートにおける走行は、 モーター依存度が極めて高く、クラス最強の省燃費と排気量2400ccに匹敵する加速性能を実現し、そのシステム熟成度は他の追随を許さない。 しかし、実用性重視のイメージは払拭できず、サーキット走行におけるポテンシャルは未知数だ。また、死角ナシの感がある先進システムだが、 スポーツ走行に限定するといくつかの気になる点があるのも事実。ひとつは、S-VSC(ステアリング協調車輌安定性制御システム ※1)が 任意に解除できないこと。安全性向上に寄与することは確実だが、走る楽しさまでをスポイルしないか気になるところだ。ふたつめは、 このクラスとしてはお世辞抜きでも軽量とはいえない車輌重量と車高の高さが挙げられる。このあたりが、 コーナリング性能に悪影響を及ぼさないかを中心に検証したいと思う。

タイヤ&インテリア
  • プリウスLの標準タイヤは、グッドイヤーGT3。サイズは「185/65-15」。
  • シフトレンジは通常のD(ドライブ)以外にB(ブレーキ)が追加。アクセルオフ時に、回生ブレーキの効きが強くなる。

※1 S-VSC(ステアリング協調車輌安定性制御システム)とは?

クルマの挙動が不安定な状態に陥った場合「電動パワーステアリング、ブレーキ制御 (VSC・ABS)、駆動力制御(TRC)」の機能が連携し、駆動力配分と操舵トルクをアシストすることで、安定方向に姿勢を制御するシステム。サーキット走行においては、 限界走行に至る前に制御が入り、本来の性能を発揮できない可能性がある。

トヨタ プリウス

グレード
INSIGHT L
車両価格 205万0000円
システム出力
98ps
車体重量
1,190kg
パワーウエイトレシオ
12.14kg/PS
タイヤサイズ
175/65-15

車輌重量1190kgの軽量ボディが最大の魅力!パワー不足を「軽さとハンドリング」でカバーできるか!?

王者トヨタ・プリウスに対して、エンジン排気量とシステムパワーで劣るホンダ・インサイト。単純に車格だけを比較すると、 プリウスに比べて2グレードほど小さい計算になるが、コンパクトかつ簡素化されたハイブリッドシステムの採用により、 160kgに及ぶ軽量化を実現している。ボディの軽量化は、スポーツ走行におけるコーナリング性能、加速性能、 制動性能のすべてに有効であり、数値では図れないポテンシャルが期待できそうだ。また、初代インサイトやシビック ハイブリッドには、マニュアルミッション車の設定があり、ホンダのハイブリッドシステムが"運転する喜び" を忘れていないことを物語っている。モーター依存度が低く、システムパワーも排気量1500cc同等と控えめながらも、 ナチュラルな走行フィールは好印象だ。ホンダDNAが宿るハンドリングは健在か? さらに、モーターと発電器を兼用したシステムで、 十分な発電能力を得られるかも検証したい。

タイヤ&インテリア
  • インサイトLの標準タイヤは、ダンロップSP31。サイズは「175/65-15」。
  • 通常モードの他に、ECOモードを用意。サーキット走行では使用することのない装備といえそうだ。

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