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GTドライバーの青木孝行選手を迎え、セントラルサーキット(兵庫県)にて全開走行を敢行。テスト車輌は、 ホンダ インサイトLのフルノーマル車。燃費性能ではなく、動力性能を中心テストする。ホンダは来年早々、 CR-Zの発売を控えるだけに仕上がり具合が気になるところだ。
直線加速はトヨタ・プリウスに完敗軽量ボディと軽快なフットワークでコーナー区間を制す!
インサイトのエンジンスペックは、カタログ表記で98psですので、プリウス (134ps)と比較すると"数値的"には見劣りします。実際、セントラルサーキット の最高速は、プリウスよりも10km/h遅い"140km/h"と計測されました。スペック通 りの順当な結果ですね。
しかし、ラップタイムになると状況が一転。プリウスよりも2秒以上速く"予想に 反して!?"楽しく、そして速く走行することができました。インサイトはタコメー ターを標準装備していて、ホンダ開発陣の"ハイブリッドカーでもスポーツ走行を犠 牲にしない"という意気込みをシートに座った瞬間に感じ取れます。
サーキット走行した印象は、プリウスは常にモーターの存在を意識しながら加速す るのに対し、インサイトはメーターパネルに"モーターアシスト度"が表示されます が、体感的には"エンジンのみ"で走っている印象です。その傾向は、高回転になる につれて顕著にあらわれます。しかし、フィーリングが極めて自然なので、従来のガ ソリンエンジン車から乗り換えた場合でも、プリウスほど違和感(独特な走行フィー ル)を感じさせない、というメリットかも知れませんね。
パワーユニット自体、スポーツカーと比較すれば断然非力ですが、CVTがエンジン 効率の優れる6000rpm付近をキープしてくれるので、コーナーをストレスなく立 ち上がることができます。ただし、過度の期待は禁物ですよ(笑
ハンドリングは"サスペンションがよくできているな!"と好印象です。ステアリ ングに対する反応が良く、軽快に動いてくれます。過渡特性がナチュラルなので、テ クニックさえあればドライバーの意志に忠実に、リヤタイヤを自由自在に振り回すこ とができます。とくに、バックストレートを走り終えた後に訪れるS字区間は、アク セル全開のまま、軽快なフットワークで走り抜けることができます。プリウスは電子 制御が介入するため本来のポテンシャルを引き出せず、その差は歴然です。バトルす るような状況になったら、コーナー区間で一気に引き離すことができると思います。 パワフルでなくてもスポーツ走行を楽しめる味付けです。
プリウスの試乗で違和感を感じた回生ブレーキについては、インサイトの効き具合 はとてもナチュラルであり、安心してコーナーに飛び込んでいけます。ストレートの 制動距離も、ボディが軽量なのでプリウスよりも50mぐらい短い印象です。
マイナスポイントは、サーキット燃費です。プリウスが記録した6.2km/Lに対して インサートは4.9km/Lと惨敗…。エンジン排気量が小さい上にモーター出力も控え 目、さらにCTVにより高回転をキープするとなれば仕方ないのかも知れません…。
結論。速さの理由は、限られたパワーを100%引き出すための"軽量ボディと軽 快なフットワーク"にあるようです。インサイトはサーキット走行を十分楽しめるレ ベルにあることが今回のサーキットテストで判明しました。来年発売されるCR-Zは、 排気量が1500ccに拡大され、さらに3ステージVTECが搭載されるとの噂です。イ ンサイトの出来映えから想像すると、相当高レベルの走りが楽しめると思います。発 売が待ち遠しいですね!
インサイトのサーキット燃費は、4.9km/Lを記録。プリウス同様、ストリートにおけ る通常走行と比べると格段に悪くなる。しかし、サーキットへ行くまでの往復はハイ ブリッド効果がフルに引き出されるため、通常のガソリンエンジン車に比べてメリットは大きい。
ホンダは、第41回東京モーターショー2009において、スポーツハイブリッドのコン セプトカー「CR-Z CONCEPT 2009」を世界に向けて初公開する。昨年の同モーター ショーにて公開された「CR-Zコンセプト」よりも現実味が帯びたデザインに進化! 2010 年2月の発売が決定していることを考慮すると、今回公開されたフォルムは"限りな く量産モデルに近い"といえそうだ。
ハイブリッドシステムは、インサイトと同じ「IMS」を踏襲。エンジン排気量 は1.3Lから1.5Lにスケールアップされ、ハイブリッド車としては世界初となる6速マ ニュアルミッションを搭載する。ボディサイズは、全長4,080mm×全幅1,740mm×全 高1,350mm。その他、詳細なデータは未公開だ。
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ハイブリッドスポーツ ホンダ CR-Zの開発コンセプトに迫る。
BMWグループとトヨタ自動車は3月27日、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)向けの次世代リチウムイオンバッテリーの性能を向上させることを目的に、共同研究を始めたと発表した。 正極、負極、電解液の材料の研究を行う。共同で行っていく事により、開発費用を分担し、製品化へのスピードアップが見込まれる。 トヨタの内山田竹志副社長は会見で、両社が研究を分担すれば「よりスピーディに、より高いレベルで開発を進める事が出来る」と説明している。 なお、両社は昨年12月に、欧州では環境対応エンジンとされ普及が進んでいるディーゼルエンジンについて、トヨタがBMWより1.6及び2.0リッターの供給を受けるという、環境技術で提携する契約を締結しており、バッテリー技術だけではなく環境技術についても協業の可能性を探る方針を示している。
震災からほぼ1年の3月9日、三菱自動車からi-MiEVやミニキャブMiEVのディーラーオプションとして大電力の出力が可能な電源供給車として使用するための「MiEV power BOX(ミーブ パワーボックス)」を新たに設置し、全国の系列販売会社を通じて4月27日(金)より発売を開始すると発表した。 (メーカー希望小売価格:149,800円、消費税込) 使い方は車両の急速充電コネクターに繋ぐだけ。AC100Vで最大1500Wを供給できる。一般的な家庭の一日の電気使用量が約9.5KW程度。 駆動用バッテリー16.0kwhがフル充電されていれば約25%残した状態で一般家庭一日の使用量と同じ量を5時間から6時間連続して使用することが可能。 三菱自動車では、家庭用だけでなく停電時の信号機にも供給できることを確認しており、EVを電力貯蔵装置の一部として考える「スマートグリッドへの実現」をも視野に入れている。 従来の"環境問題への対応"に加えて"エネルギー需給逼迫への対応"という観点からのEVへの期待の高まりを受けて、三菱自動車では『MiEV power BOX』をはじめとした関連技術の研究・開発を進めている。
アウディAGは2月29日、今季のル・マン24時間とWEC世界耐久選手権に挑戦する新型LMP1プロトタイプカー、『アウディR18 e-tronクワトロ』をミュンヘンで世界初公開した。 ル・マンで2連覇、過去10回の優勝という輝かしい戦績を残しているル・マンの王者アウディ。そのアウディが「R18」の進化系として開発したのが『R18 e-tronクワトロ』である。そのシステムは、アウディが1980年代からパワーを確実に路面に伝えるために開発してきた四駆システムの"クワトロ"と、アウディが市販に向け開発を進めている「電気自動車システム"e-tron"」の可能性を組み合わせた次世代四駆だという。TDIディーゼルターボエンジンで後輪を駆動、ブレーキング時に回生されたエネルギーを使った電気モーターで前輪を駆動しているシステムとなっている。アウディはル・マン24時間で『R18 e-tronクワトロ』と、昨年型の『R18 TDI』を改良したノンハイブリッドの『R18ウルトラ』の2台をエントリー。今季新たにハイブリッドシステムを搭載してきたトヨタのニューマシン「TS030ハイブリッド」を相手に、"ル・マンのタイトル防衛"と"ハイブリッド対決"に挑む事になる。要注目だ。
2012年1月のデトロイトショーにてNSXコンセプトを出展し市販時期も明言した伊藤社長が再び熱く語った。 「遅いクルマにNSXという名前は付けられない」 「(GT-Rに)負けるつもりで作ることはありえないでしょう」 本田技研研究所の山本社長も、伊藤社長と同様に「速さにこだわる」と語っている。 開発・生産の拠点は米国となっており、既にチーフエンジニアも米国人で進んでいるが、コア技術については日本で研究し開発し「世界最速」を目指していくという。 世界最速を目指すからには、レクサスLFA、日産GT-Rなど国内のライバルを倒す必要がある。 ホンダ内部のエンジニアたちは、伊藤社長の熱い思いを受け「燃えたぎっている」そうだ。 NSXに対する男達の熱い思いに、ますます3年後の2015年への期待が高まってくる。
4月7日、ホンダは21日から一般公開が始まる上海モーターショーでの出展概要の詳細を発表した。 Mobility for the Earthをブースコンセプトに、将来の低炭素モビリティー社会の実現を提案。Liイオン2次電池搭載のIMAシステムやEVなど披露する。 具体的には、EVのコンセプトモデル「フィットEVコンセプト」や2012年に中国で発売予定のHVカー「インサイト」や「CR-Z」などを出展するとのことだ。
このほど、社団法人日本自動車販売協会連合会および全国軽自動車販売協会連合会が 2011年3月の普通乗用車および軽自動車の新車販売台数ランキングを発表した。 これによると、乗用車のランキングナンバーワンは、ホンダ・フィットの2万2284台。 今年に入って初の2万台突破となり、トヨタ・プリウスから僅か1ヶ月で首位を奪還した。 2位となったプリウスは1万9702台、3位は先月に引き続きトヨタ・ヴィッツ。1万3915台が登録された。 一方の軽自動車は、スズキ・ワゴンRが今年初のトップとなる1万7290台。2位にダイハツ・ムーヴが続き、1万6777台を登録した。 3位は先月同様にダイハツ・タントで、1万3528台だった。
3月22日、トヨタ自動車は4月下旬に予定していたハイブリッド(HV)車プリウスのミニバンタイプの販売を延期すると発表した。 先の震災により、部品の調達が難しくなり、生産の見通しがつかないため。今後の発売予定は未定としている。 さらに、22日まで工場稼動を休止していた件にも触れ、引き続き23日から26日において休止するという判断を下している。
3月8日、トヨタはハイブリッド(HV)車の国内外における累計販売台数が、2月末をもって300万台を突破したと発表した。 同社によると、1997年8月から国内での販売が始まり、世界初の量産HV車「プリウス」を同月12月に発売。 2000年からは北米、欧州などの海外での普及を進めている。200万台を突破したのは2009年8月末。 そこからわずか1年半ほどで300万台を突破したことになる。