SUPER FORMULA 2022 Round4 予選 - イベント・レースレポート

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SUPER FORMULA 2022 Round4

2022年5月21日

スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス、野尻智紀が今季3連続でポールポジション獲得!


5月21日、大分・オートポリスにおいて全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の予選が行われ、No.1 野尻智紀(TEAM MUGEN)がトップタイムをマーク。ディフェンディングチャンピオンの貫禄を見せつける形で今シーズン3連続でのポールポジションを手にした。自信通算10回目となる。
 

前日夜から通り雨に見舞われたオートポリス周辺。早朝、サーキットへの道中は小雨がフリ、深い霧に見舞われる不安定な天候となった。朝のフリー走行はスタートこそウェット宣言の中で始まったが、次第にダンプコンディションからドライへと推移。スリックタイヤでの走行が可能となった。このセッションでトップタイムをマークしたのは、No. 4 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)。昨シーズンはコロナ禍で来日ができず参戦を見送り、また一昨年は決勝の序盤にタイヤトラブルに見舞われ、完走できていないというフェネストラズ選手だったが、今回は走りはじめからしっかりと手応えを得ていい流れを作った様子だった。
 

午後の予選を迎えると、Q1出走前には気温21度、路面温度33度となり、日差しも出ている状態。特に路面温度が午前とは大きく変わる中、アタックラップのタイミングを見計らいタイヤの内圧等の調整にも少なからず影響を与えることとなった。11選手が出走したQ1・A組をトップ通過したのは、No.5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。A組の中で真っ先にニュータイヤを装着してアタック開始。午前の走行中、ジェットコースターストレートにおいてコースアウトを喫し、オーバーランして肝を冷やした牧野だったが、ここで見事な挽回を果たしてみせた。また、Q1・B組では、アタックのタイミングが異なる選手によってアプローチが違ったが、チェッカーが出される直前にアウトラップを終えてすぐにアタックに入っていた野尻が1分24秒724とタイムアップ。B組のトップに躍り出た。
 

10分間のインターバルを挟み、Q2が午後3時25分にスタート。さらに強い日差しがコースに照りつけるコンディションの下、計12台がポールポジション目指してラストアタックに挑んだ。セッション開始とともに、4台が次々ユーズドタイヤでコースイン。アウトラップを終えてピットに一旦戻り、タイヤ交換を行った。一方、残りの車両はニュータイヤを装着した上で、コースインのタイミングを見計らっていた。
 

各車が動き始めたのは、残り時間5分を切ったあたりから。計測2周目でアタックに挑むプランを立てたクルマが次々とコースに向かった。その後、ワンラップアタックを予定する車両がコースイン。最後にピットを離れたのは、山下。残り時間2分30秒を切った時点でコースへと向かっている。
 

計測2周目でアタックに挑む選手が多いこともあり、コース上では一部渋滞が見られたが、そこでのタイムロスが響きタイムアップできなかったドライバーもいた模様。Q1からアタックの方法を変えたNo.37 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が、まずターゲットタイムとも言える1分24秒798をマーク、その直後に牧野が1分24秒803のタイムで続いたが、ほぼチェッカーと同時のタイミングで野尻が1分24秒529という圧巻のタイムを叩き出してトップに浮上。アウトラップからウォームアップラップを経てそしてアタックを行うというスタイルを貫き通し、トップに立って見せた。これにより、野尻は第2戦富士から3連続でポールポジションを獲得。さらにドライバーポイントにおいて3点を加点することに成功した。なお、野尻のチームメイトであるNo.15 笹原右京が開幕戦でポールポジションを獲っているため、TEAM MUGENとしてはここまでの4戦すべてでポールポジションを手中に収めるという快挙となっている。
 

昨シーズンは雨のため、存分な形でレースができずにおわったオートポリスでの決勝。今年はどうやらドライコンディションでの開催が可能となりそうだ。しかも、天気が回復し、さらに暑さが厳しくなるという予報も。スペックが変わったリヤタイヤでのパフォーマンスも”未知数”だけに、明日の決勝ではどんなドラマが待ち受けているのか、そのあたりも含め、展開が大いに気になるところだ。決勝は午後2時30分、42周での戦いを迎える。
 

第4戦オートポリス・予選結果 トップ3

1.No.1 野尻智紀(TEAM MUGEN)1’24.529
2.No.37 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)1’24.798
3.No.5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1’24.803





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