RX-7 FD3S バキュームユニットのお話
雪がちらほら・・・
全国的に大雪になりそうな予感が否めない昨今・・・
皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回入庫の車両は、こちら!!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
皆様ご存知、FDです!!
トラブルでの入庫なのですが、症状は吹けない・・・
吹けないと言うか、ブーストが掛からない・・・
なんたらタービンが止まってんじゃねぇかぁぁ!?
なんてフレーズが頭をよぎったり・・・(笑
さて話が逸れましたが、FDではある意味定番トラブルと言えば、定番トラブルです。
まず先にダイアグコードを確認します。
45・・45・・45・・
45を排出し続けます。
あぁ、やっぱり・・・
※45:ソレノイド・バルブ(CCNT)系統
このソレノイドの破損が原因で過給が掛からなくなります。
実際症状を確認すると、アイドリングからアクセルをベタ踏みすると大体3000rpmまでしか吹け上がりません。
勿論、軽くアクセルを踏み込む(過給が掛からない負圧域)とレッドゾーンまで回ります。
もうここまで確認できたなら、ほぼ間違いないです。
しかしながら万が一がありますから・・・・
ソレノイドが壊れているかどうか、一応確認します。
分かりにくいですが、カラフルなカプラーの刺さっている部分(画像中央)がお分かりになるでしょうか?
ここに例のソレノイドがあります。
摘出していきます。
取れました。
噂の「バキュームユニット」と言う部品です。
別名・・・
{要塞}
要塞ですが、熱害のためもろくなっております。
そこが泣き所です。
バキュームユニットをASSY交換すれば改善するのですが、何分いいお値段なのです。
ですので「要塞」の中枢にあるソレノイドのみの交換で対応することの方が多いですね。
「要塞」に切り込む前に、本当に攻め込まなければいけないのか確認します。
確認方法は簡単です。
各ソレノイドの抵抗を測るだけです。
CCNTソレノイドが右下に付いていますが、見事に導通が有りません。
大抵は80Ωとか非常に大きな抵抗になっているのですが・・・・
導通無しは珍しかったり・・・
ちなみに、こちらが新品
ソレノイド本体の温度にもよりますが、大体40Ωです。
攻め込みます。
攻略です。
本当に慎重にバラさないと、すぐに割れてしまいます。
ちなみに割れてしまうとASSY交換になります。
※細心の注意を払いますが、作業過程において止む終えず破損することが有ります。
後はソレノイドを入れ替えて、元に戻せば終了です。
最後にエンジンを掛けて・・・・・
気持ちよく吹け上がれば、作業終了です!!!!
あ、ダイアグのリセットをしないと、フェールセーフに入りっぱなしの場合があります。
その際はリセットと再度ダイアグの確認をします。
今回は問題なく完治しました。
因みに、FDで・・・
2500rpm回転より吹け上がらない場合は・・・・・
「要塞」より強烈な部分に攻め込む必要が・・・・・
さて、今回はFDの修理のお話でした。
お困りのことがありましたら、ご相談だけでも大丈夫です!!
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2014年12月14日 21:40 | カテゴリ:メンテナンス, 新着中古車情報, 部品取付