SUPER FORMULA 2023 Round.1 概要 - イベント・レースレポート

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SUPER FORMULA 2023 Round.1

2023年4月7日

SUPER FORMULA第1・2戦富士 プレビュー


23年SF開幕! 新車での第1、2戦は富士で!

いよいよ、国内トップフォーミュラである全日本スーパーフォーミュラ選手権が今週末に開幕戦を迎える。新車を投入し、カーボンニュートラル対応レーシングタイヤを装着した”新たな装い”で各車が激しいバトルを繰り広げることになりそうだ。
 

全7大会、9レースでの開催に

昨シーズン同様、7箇所のサーキットで大会を繰り広げるスーパーフォーミュラ。開幕の富士大会および最終戦の鈴鹿大会のみ、土曜、日曜にそれぞれ予選と決勝を実施することから、レース数としては全9戦になるが、大会数は昨年と変わらない。北は宮城・スポーツランドSUGOから南は九州の大分・オートポリスにかけて、5箇所のサーキットで開催される。また、昨シーズン同様レースフォーマットに大きな違いはない。しかしながら、今シーズンの難しさは「SF23」への対応ではないだろうか。
 

既存のSF19をベースに、新たなエアロパッケージが装着されて出来上がったSF23。昨年の車両と比較すると、全体的にダウンフォースが削られており、合わせて車体広報に流れる空気がセンター寄りとなったことで乱流が軽減。結果として、これまで以上にスリップストリームを活用したパッシングが見込めるようになるという。SFオリジナルのオーバーテイクシステム(OTS)と併用すれば、激しいポジション争いをさらにホットなものにしてくれることだろう。なお、このOTSだが、これまではドライバーがOTS機能を使う際にボタンを押すと、”使用中”がわかるうようにロールオーバーバーおよびリヤのクラッシャブルストラクチャーのライトが点滅する仕組みとなっていた。しかし、今シーズンからはライト点滅を廃止。作動しているかどうかは、外部からの判断が難しくなったことで、ドライバー同士による接近戦の駆け引きを面白くすることが狙いのようだ。ちなみに、どのタイミングで使用しているか、手持ちの残り時間等を把握するには、デジタルプラットフォーム「SFgo」を使用すれば確認可能とのこと。昨シーズン中は開発を兼ねて各チームが使用していたが、今シーズンから正式運用されるこのメニューを使えば、把握可能としている。
 

海外ドライバーも参戦へ

開幕戦の舞台となるのは静岡・富士スピードウェイ。今年は例年になく桜の開花が早かったこともあり、おそらくそのピークは過ぎているだろうが、顔を揃えるドライバーたちの布陣はまさに百花繚乱といえるはず。過去3シーズンが、新たな外国人ドライバーを迎え入れることが難しかったが、規制もなくなった今シーズンは、新しく3人の外国人ドライバーが島国ニッポンでの新たな挑戦をスタートさせることになった。
 

ニュージーランド出身のリアム・ローソン(TEAM MUGEN)、イギリス出身のラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)、そしてトルコ出身のジェム・ブリュックバシェ(TGM Grand Prix)はいずれも世界のステップアップカテゴリーにおいて腕を磨いてきた”ツワモノ”たち。タイヤマネージメントが難しく、僅差のバトルが多いスーパーフォーミュラでみっちりと腕を磨き、再び国際レースの舞台へ”舞い戻る”ことも視野に入れてチャレンジしてくるはず。一方、”先輩”ドライバーとしてジュリアーノ・アレジもフルシーズン2年目を迎える。センセーショナルだったスポット参戦を経て、昨シーズンは伸び悩んだ形となったが、そのリベンジとばかり意気込んでいることだろう。
 

新パッケージでの予選アタックに注目!

新たなエアロ、開発された新たなタイヤをまとったSF23で迎える初戦。なんといっても見どころは、ノックアウト予選だ。短い時間で多くの車両がタイムアタックを行うセッションは、ちょっとした”何か”によって、泣き笑いが生じるシビアな時間でもある。テストで収集したデータを活かしつつ、予選セッション当日のコンディションもしっかり把握し、無駄のないアタックをしなければならない。限られた時間をどのドライバーが最大限フル活用して、セッションをコントロールするのか、目が離せない。
 

また、今回の富士は土曜日、日曜日にそれぞれ予選と決勝が行われる。
この”短期決戦”こそが、レースをより難しく面白くさせる要素となっている。ありとあらゆる条件を味方につけたものがポディウムの真ん中に立てるだけに、ドライバーだけでなくチームとしての総合力も問われることになるだろう。筋書きのないドラマと言われるレースだが、開幕戦はそのドラマのシナリオも予測不可能なものになる気配がしてならない。
 

主なタイムスケジュール

4月8日(土)第1戦
09:20 – 09:30 予選Q1・A組
09:35 – 09:45 予選Q1・B組
09:55 – 10:02 予選Q2
14:15 - 決勝レース 41周/最大75分
 

4月9日(日)第2戦
09:00 – 09:10 予選Q1・A組
09:15 – 09:25 予選Q1・B組
09:35 – 09:42 予選Q2
14:30 - 決勝レース 41周/最大75分





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