SUPER GT 2021 Round.3 予選 - イベント・レースレポート

スポーツカー専門 GTNET

  1. スポーツカーの中古車ならGTNET
  2. 国内イベント・レースレポート
  3. SUPER GT 2021
  4. Round.3 予選

SUPER GT 2021 Round.3

2021年8月22日

不安定な天候の中、No.64 Modulo NSX-GTがポール獲得!


8月21日、三重・鈴鹿サーキットにおいて、2021年SUPER GT第3戦鈴鹿大会の予選が行われた。当日は、霧雨が時折降る不安定な天候となり、また気温も思うように上昇せず、”真夏の一戦”とは大きくかけ離れたコンディションとなった。その中で実施されたノックアウト予選でトップタイムをマークしたのはNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹組)。今シーズン初のポールポジションを獲得している。
 

もともと5月に開催予定だった鈴鹿大会。新型コロナウイルス感染症再拡大を受け、三重県鈴鹿市に”蔓延防止等重点措置”が発出。その結果、開催が延期されていた。このため、第4戦もてぎ大会を先に実施し、ようやく8月中旬に入って第3戦が行われることとなった。しかしながら、あいにく前日の20日から同市は再び”まん防”の対象都市になっており、サーキット内では厳重に感染防止対策を整えてイベントを行った。
 

金曜日は急な豪雨も見られたサーキット近辺。幸い予選日はシャワーのような霧雨が何度か降ったものの、ウェットタイヤを装着するまでには至らず。ただ、午後からの予選は降雨に備えてウェット宣言の下でセッションがスタートしたが、降雨になることなくアタックを進めている。まず午前中の公式練習で速さを見せていたのは、昨年2戦開催された鈴鹿戦で連勝したNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)。だが、ノックアウト予選に入ると、まずQ1で64号車の大津が早めのアタックでトップタイムとなる1分44秒733をマーク。しかも結果として2番手につけたNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹組)に対して0.857秒という大差をつけるパーフェクトラップを披露することとなった。続くQ2では、大津の最速ラップに僚友の伊沢はプレッシャーを感じたか、なんとアタックに向かうアウトラップのダンロップコーナーでまさかのコースオフ!クルマはグラベル上を走行したが、そのままコース復帰を果たしてアタックを続行。ニュータイヤを汚すという”手負い”の状態になったが、そこから冷静にアタックモードに入ると1分45秒128のQ2トップタイムを刻んでみせた。伊沢にとって自身3回目のポールポジション獲得となる。これに16号車の大湯が0.2秒強の差で2番手につけ、続いて23号車が日産勢トップタイムをマークした。なお、今回はホンダ&日産勢のみがQ2に進出、トヨタ勢が1台もQ2に進出できないという事態となっている。
 

一方、GT300クラスでは、鈴鹿との相性が良いと言われてきたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)が2位に0.5秒差をつけてクラスポールポジションを獲得。第2戦富士に続く今季2回目のポールを手にした61号車だが、一方で決勝は第2戦富士の2位のみで他のレースでは入賞すら果たせていない。今回は朝の公式練習時からクラストップタイムをマーク。Q1で井口がトップにつ けて山内へと繋ぐと、Q2でも快走が続き、計測2周目でトップタイムとなる1分57秒322を叩き出し、2位に大差をつけて文句なしのクラスポールへ。予選までの勢いをキープし、決勝でのシーズン初優勝を目指すことになる。翌日の決勝も、すっきりとしない曇り空の下での一戦になりそうな鈴鹿。シーズン前半戦最後の戦いで笑うのはいったいどのチームなのか。期待が膨らむ。
 

第3戦鈴鹿 予選結果 各クラストップ3

GT500
1.No.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹組)1’45.128
2.No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹組)1’45.349
3.No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)1’45.710
 

GT300
1.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)1’57.322
2.No. 5 マッハ車検 GTNET MC86マッハ号(平木湧也/平木玲次組)1’57.821
3.No.244 たかのこの湯 RC F GT3(三宅淳詞/堤 優威組)1’57.875
 

GN_GT3_Q_0821_PH





スポーツカーの中古車情報ならGTNET