SUPER GT 2021 Round.1 予選 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2021 Round.1

2021年4月12日

2年ぶりの開幕戦を迎えた岡山、No.37 KeePer TOM’S GR Supraがポール獲得!


2年ぶりの開幕戦を迎えた岡山、No.37 KeePer TOM’S GR Supraがポール獲得!

4月10日、岡山国際サーキットにおいて、2021年SUPER GT第1戦岡山大会の予選が行われ、No.37 KeePer TOM’S GR Supra(平川 亮/阪口晴南組)が最速タイムをマーク。初戦のポールポジションを手にした。また予選では、トップ3をGR Supra勢が獲得。ホンダ日産勢に対し、スピードでまずリードを奪った。
 

昨シーズンは新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、開催スケジュールを大幅に変更、夏を迎えてからようやく開幕戦が実施された。加えて、移動を極力控えるとして、開催サーキットもツインリンクもてぎ、富士スピードウェイ、そして鈴鹿サーキットの3箇所に限定するなど、従来とは大きく異なるスタイルでのシリーズ開催を強いられた。2021年シーズン開幕を前に、依然としてコロナ禍ではあるものの、2021年シーズンは従来どおり4月に初戦を迎え、その舞台も一昨年同様に岡山へと戻ってきた。
 

そんな中で迎えた予選日は、まず朝の公式練習から全44台が精力的に周回数を重ね、午後からのノックアウト予選に向けて入念な作業に取り掛かっていく。走り始めこそ気温、路面温度が低かったものの、穏やかな日差しに恵まれ次第に上昇。その変化に対応するような形で各車セットアップを進めることになった。GT500クラスでは、セッション終了間際になって、No. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺組)がタイムアップ。これに今シーズンから装着タイヤをヨコハマからダンロップへと変更したNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹組)が2番手につけ、3番手にはディフェンディングチャンピオンのNo. 1 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/武藤英紀組)が続き、トップ3をホンダが独占する形でセッションを終えている。
 

そして迎えた午後からのノックアウト予選。気温、路面温度がさらに上昇する中、その変化にいち早く対応するポテンシャルを見せたのはGR Supra勢だった。公式練習時ではホンダ勢に後塵を拝したが、一発の速さでライバルを一蹴。Q1ではチェッカーまで残り1分を揃った段階で、続々とタイムアップを果たしたGR Supra勢の中から37号車の平川が1分17秒966をマーク。Q1トップを奪った。その後、Q2を迎えてもGR Supraの勢いは留まるところを知らず。1台、また1台とトップタイムを更新するパフォーマンスを見せる中、37号車は、今大会サッシャ・フェネストラズの代役参戦となる阪口が1分17秒701の好タイムを叩き出す。その後を追うようにNo.14 ENEOS X PRIME GR Supraの大嶋和也も大幅にタイムを削ったが、トップに0.1秒及ばず、2番手に。そして、3番手にはトップ36号車の僚友No.36 au TOM’S GR Supraの坪井 翔がつけることとなった。一方で、公式練習で好調だった8号車や1号車は思うようにタイムアップが果たせず、まさかのQ1で敗退。開幕戦からくっきりと明暗分かれる結果となった。
 

GT300クラスでは、昨シーズン同様に今シーズンもQ1をA、B組に分けてのアタックが導入された。A、B両組の全29台がQ1に挑み、その後、各組上位7台、計14台がQ2へと進出する権利を手にすることができる中、順調にQ2へと駒を進めた中から躍進したのは、No.11 GAINER TANAX GT-R。アタックを担当した平中克幸が自信3度目となるGT300クラスのポールポジションを手にすることとなった。予選で2、3番手につけた両車は、決勝でタイヤ無交換作戦を採るチームとして知られるが、今大会はドライバー交代時にタイヤ4本交換が義務付けられている。従来とは異なるアプローチでどのようなレース展開を見せるのか、これも見どころのひとつとなりそうだ。
 

第1戦岡山 予選結果 各クラストップ3

GT500
1.No.37 KeePer TOM’S GR Supra(平川 亮/阪口晴南組)1’17.701
2.No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太組)1’17.808
3.No.36 au TOM’S GR Supra(関口雄飛/坪井 翔組)1’27.729
 
GT300
1.No.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信組)1’25.275
2.No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰組)1’25.987
3.No.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟組)1’25.376
 
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