SUPER FORMULA 2020 Round.3 本選 - イベント・レースレポート

スポーツカー専門 GTNET

  1. スポーツカーの中古車ならGTNET
  2. 国内イベント・レースレポート
  3. SUPER FORMULA 2020
  4. Round.3 本選

SUPER FORMULA 2020 Round.3

2020年10月19日

SUPER FORMULA第3戦、キャシディが今季初勝利を挙げる!


初レースながら、ポールポジションからスタートを切ることになったセッテ・カマラ。午後2時51分からの53周の戦いは、”魔物が棲む”と言われることが多いSUGOならではの展開となる。まず、スタート前のウォームアップ走行で、No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がコースアウト。車両回収のため、赤旗が提示される。結果、レースは11分遅れでスタート。午前中に出ていた日差しは消え、うすい灰色の雲があたり一面広がる中での決戦を迎えた。
 

スタートを決めたのは、予選2番手の平川。初レースのセッテ・カマラはホイールスピンを喫して出遅れる。さらに予選3番手のフェネストラズも失速、後方のキャシディに先行を許しただけでなく、出遅れたことでイン側からブレーキロックして態勢を崩した中嶋から衝突されて1コーナー外側へと押し出されてしまう。コース復帰は果たしたものの、車両ダメージが大きくその後ピットイン。このままレースを終えた。また、中嶋もフロントノーズを損傷しただけでなく、このアクシデントに対してドライブスルーペナルティが課せられ、大きく後退することになった。
 

荒れたオープニングラップが終わると、トップ平川の後ろにセッテ・カマラ、さらにキャシディを攻略した山本がトップ3を構築。山本は積極的にオーバーテイクシステムを使い、19周目にはセッテ・カマラを逆転して2位までポジションを上げた。その後、キャシデイ、さらにはNo.16 野尻智紀(TEAM MUGEN)までもがセッテ・カマラに急接近。タイヤコントロールが難しくなったのか、セッテ・カマラは18周終わりでピットインしてタイヤを交換。だが、このときに右リアタイヤ交換に時間を要してしまった。さらにアウトラップの4コーナーでタイヤをロックアップさせてコースアウト。タイヤバリアにヒットし、そのままクルマを止めてしまった。
 

このアクシデントを受け、レースが動く。まず2台がルーティンのタイヤ交換にピットイン。その後、セーフティカーがコースインしたため、上位陣が20周を終えて続々とコースインした。レースは27周を終えたタイミングで再開。平川が絶妙のタイミングでリスタートを決めるた。一方、その後ろでは最終コーナーから山本をロックオンしたキャシディがメインストレートで先行。その勢いでトップ平川にも猛追して30周目の最終コーナーで背後につけると、またもストレート上で逆転を果たした。また、山本も平川とのバトルに挑んだが、山本はオーバーテイクシステムを使い果たしており、逆転には至らなかった。このあと、トップのキャシディが水を得た魚のように快走を披露。トップ3は次第に”ひとり旅”へと変わり、攻防戦は見られないままチェッカーを迎えた。
 

キャシディは待望のシーズン初勝利。平川は開幕戦以来の表彰台を獲得、シリーズランキングでは依然としてトップを堅持している。また、3位の山本も今季初表彰台となっている。
 

【第3戦SUGO 決勝結果 トップ3】
1.No. 1 ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)1:08’11.981
2 No.20 平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)+3.974
3.No. 5 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)+11.895





スポーツカーの中古車情報ならGTNET