スポーツカー専門 GTNET
世界耐久選手権(WEC)が2012年に復活しました。かつて日本では1988年まで、 秋の富士スピードウェイを舞台にした世界スポーツカーの祭典として「WEC in JAPAN」 が開催されていました。そのWECが終わって3年目の1991年、日本から姿を消してしま った耐久レースを復活させたのが現「スーパー耐久シリーズ」の前身となる「N1耐久ラ ウンドシリーズ」です。市販車を小改造して、誰にでも参加できる耐久レースをコンセプ トにスタートしたこのシリーズは、当時ニッサンGT-Rからスズキカルタスまで、様々な マシンで戦われる耐久レースとして日本のレースシーンに確かな一歩を築きました。スー パー耐久(Super Taikyu)シリーズは、この「誰にでも参加できるレース」というコン セプトをレースの基軸としており、大排気量のST-1クラスから1500ccコンパクトカーの ST-5クラスまで、幅広くニーズに合わせたクラスラインナップを持っております。S耐で は、これら広範なニーズに合わせたレースを維持する為に、自動車アフターマーケット業 界団体との連携や、市場と連動した車両規則の制定など、他に先駆けてマーケットや社会 情勢に適合するレース運営政策を積極的に推進してまいりました。さらにアジア・マーケ ットとの交流を目指し、海外からも容易に参加できるクラスとして、FIA GT3車両による 新しいグローバルスタンダードクラス、「GT3クラス」を開始した他、新規ワンメイクレ ースの誕生を育成するST-Aクラスなど、時事変化する経済環境にも適合させられるフレキ シブルなレース形態も導入しております。モータースポーツは、先進国を象徴するスポー ツジャンルだと言えます。その中でも、誰もが購入可能なスポーツカーや、市販車を改造 してレースに参加できるS耐は、あらゆる階層の人々がそれを楽しめ、またあらゆる人々 がそれを見ても楽しめるモータースポーツなのです。
GTNETモータースポーツは、日産R35GT-RのGT3マシンを起用し GT3クラスへ参戦します。 メンテナンスはGTC(GTNETテクニカル センター)が行い、ドライバーには尾本直史選手、星野一樹選手、 青木孝行選手を起用します。星野選手はNISSAN GT-R GT3の開発に も携わり、今シーズンはSUPER GT 300クラスに同じくGT-R GT3で 参戦します。 青木選手はSUPER GTやスーパー耐久レースで活躍さ れてきて、GTNETのインプレッションコーナーではいつも分かりや すい説明をしてくれています。そして尾本選手はGTNETの代表的な ドライバーでもあり、今までこのチームが形になるまで全員を引っ 張ってきた立役者で、なくてくてはならない存在です。 2013年の スーパー耐久レースは、この3名のドライバーとGTCのスタッフ並 びに関係者全員でGT3クラスシリーズチャンピオンを目指して頑張 りますのでどうぞ、ご期待及びご声援よろしくお願いいたします。