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フォーミュラ・ドリフト(Formula Drift)は、アメリカ合衆国で行われおり、 ドリフト走行により競われるモータースポーツのカテゴリーである。通称はフォーミュラD(Formula D)、 なお「フォーミュラ」と名前が付いてはいるが、フォーミュラカーではなく市販乗用車をベースに改造した車により争われるカテゴリーである。 日本の全日本プロドリフト選手権(D1グランプリ)の成功や、映画ワイルド・スピードシリーズのヒットに刺激される形で、2004年にカテゴリーが発足。 2011年現在は、個人戦の「Formula Drift Pro Championship」シリーズ(2011年は全7戦)をメインに、下位カテゴリーに当たる「Pro/Am Series」、 東南アジアを舞台としたアジアシリーズ(2008年発足)などでシリーズが構成されている。 また2008年11月には、本シリーズ以外にD1グランプリなど世界各国のドリフト戦シリーズの上位入賞者を集めた「Red Bull Drifting World Championship」が スペシャルイベントとして開催された。 Pro Championshipシリーズは、オーバルコースのバンクを利用したコースレイアウトが最大の特徴となっている。その為決勝トーナメントの追走ではそのバンクを うまく利用したか否かが評価の対象となるという他のドリフトイベントとは違うポイントといえる。またクリッピングポイントにセンサー付きのパイロンが設置されて おり、そのセンサーが反応したかどうかでクリッピングポイントを通過したかを判断している(これは決勝トーナメントが日が暮れた夜間に行われることも関係している)。 日本からは吉原大二郎が2004年のカテゴリー発足当初から参戦しており、2011年にはシリーズチャンピオンを獲得した。2009年シーズン以降、三木竜二・植尾勝浩ら D1グランプリのシリーズチャンピオン経験者も参戦するなど、日本人参加者が大きく増加しており、2012年には斎藤太吾が吉原に次いで日本人2人目のシリーズチャン ピオンとなった。