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第6戦 スーパー耐久鈴鹿 決勝

スーパー耐久 第6戦 スーパー耐久鈴鹿 決勝

各40分のスプリントバトルで、存分に奮闘

前回第5戦岡山では、思わぬトラブルに巻き込まれ、厳しい戦いを強いられることになったNo.81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R。シリーズの終盤を迎え、なんとしても納得のいく結果を出そうと、第6戦鈴鹿に挑むこととなった。今大会は、世界ツーリングカー選手権(WTCC)との併催イベントになることからレギュレーションの一部に変更が加えられ、通常の耐久レースとは異なるレースフォーマットが採用された。これにより、レースは40分1本のレースを3回実施。土曜日に予選と第1レースを、そして日曜日に第2、第3レースを行うことになり、またレース中のドライバー交代やピットでの作業も一切行わないスプリント形式にて展開されることになった。

  • 9月22日:決勝日 / 第1レース:粘りある走りで、3位獲得に成功!
  • 予選を午前中に終え、その後はピットウォークなどのファンサービスもこなした青木。第6戦の最初の戦いとなる第1レースを控え、午後2時10分にスタートするレースに向けて次第に集中力を高めていった。

    ローリングラップ2周を重ね、40分に渡るレースが開幕。まずは上位3台が激しい攻防戦を展開する中、その背後から青木が様子見しながら周回を重ねていく。当然トップ3台がつば競り合いを続けていくうちに、青木もそのグループへと参加。トップ1号車のメルセデスSLS次いで、24号車のGT-R、1号車の僚友である28号車、そして青木の4台が縦一列に並び、それぞれの差が1秒を切る中で、バトルを繰り広げるかに思われたのだが…。

    レースは6周目、オイルを撒いて走行していた1台の車両がスプーンカーブあたりでストップ、さらにはこのオイルに乗ったのか、ダンロップコーナーのイン側で激しくクラッシュした車両が出たことによりセーフティカーがコースイン。このままおよそ20分間、レースがコントロールされてしまった。レース再開となった13周目、メインストレートで前を走る28号車をしかと射程距離内に収めた青木は一気に勝負へ出て、逆転に成功。3位へと浮上する。レースは残りわずか4周のバトルとなったため、それ以上の逆転劇は果たせなかったが、3位のままチェッカーを受けることに成功した。実のところ、決勝用のセットアップが今ひとつでペースアップに苦しんでいたという青木だったが、SCランを見事味方につける活躍を披露することになった。
  • 第2レース:ポールからのスタートも、悔しい2位に
  • 日曜日も秋晴れの好天気に恵まれた鈴鹿サーキット。午前8時からのフリー走行を終え、9時45分には第2レースのグリッドにつくことになった。出走ドライバーの青木はポールポジションの位置を最大限に活かし、逃げ切りレースとしたいところ。だが、その後方には青木同様、日頃SUPER GTで活躍するドライバーが控えており、ハードな戦いになることは予測される。

    まず、ローリングラップを経て、青木のドライブするNo.81 GTNET ADVAN NISSAN GT-Rがトップのまま1コーナーへと進入。あっという間に後方との差を広げにかかった。しかし、車速が大きくことなる42台がスプリントレースを行うと、早くも4周目には周回遅れの車両が出始める。青木はシケインでバトル中だったST-5クラスの中に巻き込まれる形となり、大きくタイムロス。5周目には後方にいる28号車のメルセデスSLSとの差が0.4秒まで縮まってしまった。

    この先、この2台が激しい攻防戦を展開。しかしスピードに伸び悩む青木はリアタイヤのコントロールに苦しんでおり、惜しくも12周目のヘアピンで逆転を許してしまう。その後は2番手でなんとか28号車に喰らい付く走りを見せたが、再び逆転の機会は訪れず。2位でフィニッシュを果たした。
  • 第3レース:4位スタートから、見事3位を手にする!
  • 午後に入ってじりじりと気温が上昇。第3レースの決勝を前に気温は28度、路面温度は45度まで上がり、強い日差しが照りつけることになった。午後12時45分、ローリングラップを経て、No.81 GTNET ADVAN NISSAN GT-Rのステアリングを握った尾本が4番手からレースをスタート。つねに前3台を追いかける形で周回を重ねていく。

    僅差でバトルを続ける上位3台の後方から様子をうかがっていた尾本だが、レース後半、予選5番手の8号車アウディR8が尾本の背後につけ、徐々に2位台の差が縮まってくる。そんな折、3位走行中だった24号車にトラブルが発生し、緊急ピットイン。尾本は3番手に浮上したが、なお8号車とのバトルは続いており、17周目のシケイン進入で先行を許してしまった。

    しかし戦いはまだ終わらない。40分の戦いの終わりが近づく中、尾本は最後の最後まで粘りの走りを見せて、8号車に喰らい付く。そして迎えた最終ラップのシケイン。前の8号車が周回遅れの車両にひっかかり失速。そこをチャンスとばかり、尾本は一気に勝負に出て逆転に成功!見事、3位の座を奪還し、喜びのチェッカードフラッグを受けている。

    今シーズン、いよいよ最終戦を残すのみとなったスーパー耐久シリーズ。戦いの舞台は九州のオートポリス。文字通り有終の美を飾るべく、最終戦での優勝を目指す。
  • 日付: 2013年9月22日 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)

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