SUPER GT 2015 Round.5 予選 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2015 Round.5

2015年9月1日

SUPER GT第5戦鈴鹿、No. 1 MOTUL AUTECH GT-Rが会心のポール獲得


今シーズンの後半戦へと突入したSUPER GT。シリーズチャンピオンを見据えた戦いが本格化する中、その一戦は1000kmというシリーズ最長のレースとなる。舞台は三重・鈴鹿サーキット。伝統の一戦としても知られ、また真夏の厳しい暑さとの戦いになることでも知られ、これまでも多くのドラマを生み出してきた。そんな中、8月29日に行われた予選は、予想を大きく外した薄曇りの天気となり、気温、路面温度も厳しい暑さを感じるまでには至らず。肩透かしのコンディションとなったが、一方で最速ラップへの競争は激化。次々と塗り替えられるコースレコードを最後に更新したNo. 1 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが今季2度目となるポールポジションを手にしている。

この日、午前9時20分から行われた公式練習では、気温24度、路面温度25度と数字だけを見ると秋を思わせるような状態。一方で湿度は高く、蒸し暑さを感じる中での走行となった。一方、コース上は前夜遅くに降った雨の影響が残っており、走り始めはウェットタイヤを装着しての走行となる。各チームともクルマとタイヤとのコンビネーションを確認すべく、積極的に周回を重ねるクルマが多くみられたが、路面温度が低いことが裏目に出たのかバランスを崩してコースアウトするクルマもあり、セッション中は3度にわたって赤旗中断となった。

午後に入り、コンディションは改善。GT500のQ1を迎える頃、気温は27度、路面温度33度と、例年ほどの暑さは感じられない。しかしこれを好機にドライバーたちは果敢に予選でのアタックに挑み、次々と好タイムをマークし始めた。結果、上位8台がQ2へと進出可能なGT500では、9番手止まりとなった車両ですらこれまでのコースレコードを更新する速さをアピール。激戦の予選アタックを証明することとなった。

迎えたQ2。最速ラップを刻んだのは、No. 1 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリ。ライバルよりも長くピットで待機し、満を持してコースへと向う。じっくりとタイヤに熱を入れてアタックのタイミングを確保したクインタレッリは、1分47秒630の好タイムをマーク。コースレコードを更新してトップへ躍り出た。先にコースインしていたライバルたちもさらにもう1周アタック。だが、その後、クインタレッリのタイムを打ち負かすドライバーは現れず。結果、1号車のGT-Rが第2戦富士以来となる2度目のポールポジションを手にした。2番手にはNo.38 ZENT CERUMO RC Fの立川祐路、3番手にNo.64 Epson NSX CONCEPT-GTの中嶋大祐が続くこととなった。

一方、GT300はNo. 2 シンティアム・アップル・ロータスの加藤寛規がトップタイムで今季初となるポールポジションを獲得。こちらもGT500同様、コースレコード更新の好走となった。

・第4戦富士 予選結果
GT500(TOP6)
1.No. 1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)1’47.630
2.No.38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)1’47.782
3.No.64 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット組)1’47.785
4.No.46 S Road MOLA GT-R(本山 哲/柳田真孝組)1’48.042
5.No.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組) 1’48.500
6.No.37 KeePer TOM’S RC F(アンドレア・カルダレッリ/平川 亮組)1’48.665

GT300(TOP3)
1.No. 2 シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂/加藤寛規/濱口 弘組)1’58.248
2.No.10 GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート/千代勝正/富田竜一郎組)1’58.600
3.No. 7 Studie BMW Z4(ヨルグ・ミューラー/荒 聖治組)1’58.954

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