SUPER GT 2014 Round.8
SUPER GT第8戦もてぎ、最終戦のポールポジションはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R!
秋深まる中、晴天の下で始まったSUPER GT第8戦もてぎ。2014年シーズンのラストレースは栃木・ツインリンクもてぎで11月15日に開幕、「MOTEGI GT 250km RACE」のポールポジションはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(No.23 MOTUL AUTECH GT-R)が手にすることとなり、暫定ランキングトップのNo.36 PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)は4番手に留まった。
予選日に先立ち、前日の金曜日にはGTアソシエイションが主催する専有走行を実施。およそ3時間の走行時間が設けられた。GT500においてはニューマシンでもてぎを初走行する機会とあって、また最終戦ではこれまでのウェイトハンディが消滅するため、レギュレーションに添った本来の車重での戦いが実現。つまり、開幕戦以来のがちバトルが繰り広げられる。金曜日にトップタイムをマークしたのは36号車。0.255秒差でランキング3位の23号車が続き、チャンピオン争いが拮抗していることを改めて実感することとなった。事実、土曜日朝のセッション、公式練習では23号車がトップタイムをマーク。逆に36号車は7番手どまりとなり、大混戦になることが予測された。
そして迎えた午後からのノックアウト予選。Q1から安定した速さを刻んでいたのは、またも23号車。Q1こそNo.46 S Road MOLA zGT-R(本山 哲/柳田真孝組)がトップを奪取したが、Q2では23号車のクインタレッリが2位に0.3秒差で文句ナシのトップタイムをマーク。コースレコードも更新する力走で、4番手に留まった36号車に対し、プレッシャーをかける結果を残している。
なお、予選はトップ2がミシュランタイヤを装着するGT-Rとなり、3番手はNo.18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)が続いた。メーカーは異なるものの、足下を支えるのは同じミシュラン。気温が下がるこの季節で最高のパフォーマンスを披露したといえる。
一方、GT300は先のタイ戦で苦戦したNo.11 GAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)が
もてぎでは復調の兆しを見せた。金曜の練習時から上位に名を刻み、朝の公式練習でもクラストップタイムをマーク。予選タイムアタックでもQ1、Q2ともにトップをキープした。タイトルを手にするには優勝のみ、というシビアな条件の中、決勝に向けて意地の走りで存在感をアピールしている。逆にクラスランキングトップのNo. 4 グッドスマイル 初音ミク Z4(谷口信輝/片岡龍也組)は3番手となった。
■第8戦もてぎ 予選結果
・GT500
1.No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)1’38.258
2.No.46 S Road MOLA GT-R(本山 哲/柳田真孝組)1’38.592
3.No.18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也組)1’38.881
4.No.36 PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)1’38.956
5.No.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信組)1’39.013
6.No.32 Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット組)1’39.224
・GT300
1.No.11 GAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)1’47.796
2.No.31 OGT Panasonic PRIUS(新田守男/嵯峨宏紀組)1’47.977
3.No. 4 グッドスマイル 初音ミク Z4(谷口信輝/片岡龍也組)1’48.500