SUPER GT 2014 Round.3
SUPER GT第3戦オートポリス、ポールポジションはNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rの手に!
5月31日、大分県・オートポリスにおいてSUPER GTシリーズ第3戦「SUPER GT IN KYUSHU 300km」の予選が行われ、朝の練習走行から好調だったNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がコースレコードを更新して今季初のポールポジションを手にしている。
これまでシリーズ戦では秋の開催だったこの大会。今シーズンは梅雨入りを前にした季節に第3戦として開催されることに。当日は新緑がまぶしいレース日和となり、この日は時間の経過とともに気温もぐんぐん上昇。初夏を思わせる暑さとなった。
チームの多くは4月に行われたタイヤメーカーテストに参加。ニューマシンとオートポリスの相性を探るためのデータ収集を行っている。加えてポテンシャルが昨シーズンよりも格段に向上していることもあり、練習走行の時点から従来のコースレコードを更新する仕事ぶりを披露した。
迎えた午後の予選。Q1のセッションは終了が近づく中で1台の車両がコースアウトし、赤旗中断になるハプニング。各チームともまだ本格的なアタックに入る前だったため、Q2への進出を目指し、セッション再開後は我先にとコースへと向う姿が印象的だった。
そんな中、赤旗の原因を作った6号車をは始め、36号車、39号車らがQ1で敗退。レクサス勢が後方に留まった。
Q2になると、今度はGT-R勢の速さが圧倒的に目に付くようになる。まずは前回の覇者、No.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信組)がレコードタイムを更新し、暫定トップへ。だが、この数値をあっさり塗り替えたのがミシュランタイヤを装着する23号車と46号車だった。2台はラストアタックでも僅差のタイム争いを披露。その結果、23号車を駆るクインタレッリがトップタイムをマーク。これにわずか0.2秒の差でNo.46 S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝組)が続いた。好調なGT-R勢に対して気を吐いたのが、レクサス勢。ディフェンディングチャンピオンのNo. 1 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/平手晃平組)が奮闘し、3番手に続いている。
一方、GT300クラスでは、FIA GT車両に負けじと国産勢の優勢が続いている。前回、第2戦富士で予選2番手に甘んじたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人組)がトップタイムをマーク。アタックを担当した佐々木にとってGT300クラス最多となる11回目のポール獲得を実現させた。2番手にはNo.55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)。61号車のタイム更新までトップの座にいた55号車の高木は他車がアタックを終えている中、再度アタックを敢行。更新も可能な区間タイムを刻んでいたが、スピードを落とした車両に行く手を阻まれて万事休す。2番手に留まった。
■第3戦オートポリス 予選結果
・GT500
1.No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)1’34.523
2.No.46 S Road MOLA GT-R(本山 哲/柳田真孝組)1’34.792
3.No. 1 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/平手晃平組)1’35.683
4.No.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信組)1’35.711
5.No.37 KeePer TOM’S RC F(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組)1’35.892
6.No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(小暮卓史/武藤英紀組)1’36.292
・GT300
1.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人組)1’45.335
2.No.55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)1’45.503
3.No. 3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/ルーカス・オルドネス組)1’46.551
