SUPER GT 2014 Round.1
SUPER GT第1戦岡山、No.6 ENEOS SUSTINA RC Fがポール獲得!
4月5日、岡山県・岡山国際サーキットにおいて、2014年初となるSUPER GTシリーズの開幕戦の予選が行われ、No. 6 ENEOS SUSTINA RC F(大嶋和也/国本雄資組)がポールポジションを獲得した。
ここのところ暖かな陽気に恵まれていた日本列島だったが、レースウィークを迎える頃には上空に真冬並の寒気が流れ込み、肌寒さを感じる一日となった。
今シーズン、GT500ではメーカーすべてが新規則に基づいたニューマシンをリリース。オフのあいだ、精力的にテストを繰り返すものの、まだまだ開発の点における問題点を抱えるなど、どのチームも若干の懸念材料を持ちながらスタートを切っている。
そんな状況の中、予選を迎えたわけだが、高性能のマシンから叩き出されるタイムは従来のコースレコードをラクラクと更新するものであり、今季初のタイムアタックを間近で見たファンは、そのスピードと力強さに驚きを感じたはずだ。
タイムアタックはこれまで同様、ノックアウト方式を採用。GT500ではディフェンディングチャンピオンのNo. 1 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/平手晃平組)がまさかのQ1落ちを喫するなど波乱の一幕も見られたが、Q1を4番手で突破したNo. 6 ENEOS SUSTINA RC F(大嶋和也/国本雄資組)がQ2で果敢な攻めのアタックを披露。1分19秒404のコースレコードタイムで初戦のポールポジションを手にした。
2位には日産勢トップのNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信組)が続き、3番手にはNo.46 S Road MOLA GT-R(本山 哲/柳田真孝組)。NSXの名称をGTレースに復活させたホンダ勢では、7番手につけるNo.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/金石年弘組)が最上位だった。
一方、GT300では外国勢の速さが光った。中でも新チーム体制で参戦するNo. 7 Studie BMW Z4(ヨルグ・ミューラー/荒 聖治組)と、その旧メンバーとなるNo. 4 グッドスマイル 初音ミク Z4(谷口信輝/片岡龍也組)の2台がQ1で激しいトップタイム競争を繰り広げる盛り上がり。しかしQ2では国産勢が底力を発揮し、No.31 OGT Panasonic PRIUS(新田守男/嵯峨宏紀組)がやはりコースレコードを更新する1分26秒774をマーク。幸先のいいスタートを切ることとなった。
■第1戦岡山戦 予選結果
・GT500
1.No. 6 ENEOS SUSTINA RC F(大嶋和也/国本雄資組)1’19.404
2.No.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信組)1’19.474
3.No.46 S Road MOLA GT-R(本山 哲/柳田真孝組)1’19.574
4.No.36 PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)1’19.777
5.No.37 KeePer TOM’S RC F(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組)1’19.804
6.No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)1’19.906
・GT300
1.No.31 OGT Panasonic PRIUS(新田守男/嵯峨宏紀組)1’26.774
2.No. 4 グッドスマイル 初音ミク Z4(谷口信輝/片岡龍也組)1’26.869
3.No.55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)1’27.034
