SUPER GT 2013 Round8 本選 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2013 Round8

2013年11月4日

SUPER GT第8戦もてぎ、No. 6 ENEOS SUSTINA SC430がポール・トゥ・ウィン


爽やかな秋の天気の中で幕が開いたSUPER GT第8戦もてぎの決勝レース。シーズン最後の戦いで勝利の美酒に酔ったのは、ポールポジションからスタートを切ったNo. 6 ENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也/国本雄資組)だった。そして、最終戦までもつれ込んだシリーズチャンピオンは、3位でフィニッシュしたNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)の手の中に納められることとなった。

早朝のもてぎはうっすらと霧が広がり、フリー走行時には「ライトオン」の表示が出るコンディションだったが、次第に薄日が挿し、曇り空ながら安定した天候の中でセッションが進んだ。3万人の観客がタイトルの行方を見守る中、午後1時30分、53周のレースがスタート。ポールからスタートを切った6号車が早速頭一つ飛び出してレースを牽引する。その後方では、ポジションアップを狙う車両同士のつば迫り合いがヒートアップ。テール・トゥ・ノーズ、サイド・バイ・サイドと一触即発のパフォーマンスを繰り広げた。

ランキングトップの38号車は前日の予選で4番手に留まっていたが、序盤から果敢な攻めを見せ、早くも2番手へと浮上。だが、6号車までは手が届かない。結果、6号車はタイトル争いから圏外にあることから、以後はポジションキープに徹して、周回を重ねていくことになった。

迎えたルーティンワーク。今回は通常より早いタイミングでピットに戻るチームが多く、その第一弾は19周目終了時点に訪れた。予選2位スタートのNo.17 KEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘組)にとって、タイトル獲得のためにはまず優勝することが必須。だが3番手で周回を重ねていたため、先陣を切ってのピットインを勇断。金石から塚越へとスイッチし、コースへと復帰した。一方2番手の38号車は20周終了でピットイン、みな順調に作業を終えて後半戦の戦いが再開した。

トップ6号車はライバル達から大きくタイミングをずらしてピットイン。以後もトップ安泰のまま周回を消化していく。一方で2位の38号車はペースアップが難しく、その後方から17号車のプレッシャーを受け続けた。勢いに勝る17号車は、ついに37周目の1コーナーで38号車を逆転! 気も新たにトップ6号車を追った。

しかしながら、6号車の独走を阻止するまでには至らず。結果、6号車が今シーズン初優勝を果たし、2位でチェッカーを受けた17号車はタイトル獲得とはならず、3位でフィニッシュした38号車がシリーズチャンピオンに! ドライバーのひとり、立川は自身3度目、そして平手は自身初となるタイトル獲得となった。

一方、GT300では予選2位スタートのNo.11 GAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)が、レース5周目にポールスタートのNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)を早々に逆転。以後完全なる独走態勢でレースを消化。大量マージンは最後まで変わることはなく、開幕戦岡山以来となるシーズン2勝目を達成。ランキング争いでもポジションを一つ上げて2位を獲得することに成功した。

また、ランキングトップでレースに挑んだNo.16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)。予選3位から安定したペースでレースを重ねていく。ルーティンワークを終えると2位で周回を続け、そのままチェッカー。シーズン中の優勝こそ果たせなかったが、着実なポイント加算が実を結び、ハイブリッド車両での2シーズン目にチャンピオンのシートを手にすることに成功している。

■第8戦もてぎ 決勝結果
・GT500
1.No. 6 ENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也/国本雄資組)1:35’34.873 53L
2.No.17 KEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘組)+11.640
3.No.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)+32.220
4.No.39 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明組)+33.293
5.No.36 PETRONAS TOM’S SC430(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)+33.405
6.No.37 KeePer TOM’S SC430(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組)+43.352

・GT300
1.No.11 GAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)1:36’39.089 51L
2.No.16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)+1Lap
3.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)+1Lap

  • GNNS_GT8_F_1103





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