SUPER GT 2013 Round1 本選 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2013 Round1

2013年4月8日

SUPER GT第1戦岡山、終盤に手に汗握るバトルを制したNo.100 RAYBRIG HSV-010が待望の勝利!


4月7日、岡山県・岡山国際サーキットにおいて、SUPER GT第1戦決勝レースが行われた。
前日の春の嵐が去り、時折日差しが照る一方で、冷たい風が吹いたり、バラバラと雨が降ったりと、やや不安定なレースデーとなった。そんな中、朝のフリー走行では各車が慌ただしくドライコンディションのセットアップを行い、午後からの決勝レースに向けて準備を進めた。
午後2時、レースがスタート。ポールポジションスタートのNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rが、不安定な天候でミシュランタイヤの強みを見せてあっという間に後続との差を広げていく。だが、その後方ではNo.17 KEIHIN HSV-010を筆頭に、No.18 ウイダー モデューロ HSV-010、No.100 RAYBRIG HSV-010のホンダ勢が好走。上位に台頭した。
レース後半に入り、ドライバー交代後もトップ23号車の快走は止まらない。しかし、一方で後続車もトップとの差を最小限に食い留め、独走を阻止、終盤に向けてチャンス到来を待った。実際、後続ではそれぞれつば迫り合いをする中で、全体的にタイムアップを見せたことから、次第にトップとの差が縮まるという相乗効果が現れる。チェッカーまで20周を切った時点で、トップ23号車と2番手を走る18号車との差は3秒弱。さらに、後半に入って18号車は100号車や17号車からの猛追を受け、ペースアップ。トップ争いが俄然面白くなってきた。
そんな中、今季SUPER GTにデビューを果たした18号車のマコヴィッキィ選手がアトウットカーブで痛恨のスピン。くるりと1回転してレースには復帰したものの、表彰台争いからはこぼれ落ちてしまう。すると、100号車と17号車は競りながら、トップ23号車をも巻き込む勢いを見せ、レースは三つ巴による優勝争いへと変化した。この時点で、23号車は思うようにペースを上げることができず、後続2台の勢いを前に粘り負け。激しいバトルの末に、3位へと陥落してしまった。
そして最後は100号車と17号車の一騎打ち。際どいサイド・バイ・サイドを繰り返し、GT300の周回遅れをうまく味方につけた100号車が僅差で逃げ切りに成功。チームとしては2006年以来の勝利を果たすことになった。
一方、GT300では、ポールからスタートしたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORTがペースアップできずに後退する中で、No. 3 S Road NDDP GT-RやNo.11 GAINER DIXCEL SLSがコンスタントに速いラップタイムを刻み続けた。のちに3号車は他車との接触で足回りを破損、リタイヤに追い込まれたが、11号車は新車、メルセデスSLSを巧みに操り、盤石のレース運びを披露、そのままトップチェッカーを受け、チームとして昨年に続き、開幕戦を制する好成績を残した。

■第1戦岡山 決勝結果
・GT500
1.No.100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)1H58’48.911 81L
2.No.17 KEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘組)+0.555
3.No.23 MOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)+4.903
4.No.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)+11.534
5.No.18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)+12.612
6.No.12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)+50.496

・GT300
1.No.11 GAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)1H59’57.178 77L
2.No. 4 GSR 初音ミク BMW(谷口信輝/片岡龍也組)+11.036
3.No.87 TL ランボルギーニ GT3(山内英輝/吉本大樹組)+1L

 

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