8月最後の週末、岡山・岡山国際サーキットにおいてスーパー耐久シリーズ第5戦が開幕。31日には予選が行われた。前日まで台風15号による影響が懸念されたが、温帯低気圧に変わったサーキット上空は蒸し暑い空気に包まれることになった。その中で予選トップタイムを叩き出したのは、No.81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R(星野一樹/青木孝行/尾本直史組)。前回第4戦富士に引き続いてのポールポジション獲得を果たしている。
Aドライバーの予選開始直前にパラパラと気まぐれな雨が落ちたことで、アタック時にはウェット宣言が出されたものの、本格的な雨にはならず、そのままアタックが敢行された。81号車はまずAドライバーでトップタイムをマーク、さらにコースレコードをも更新する走りを見せた。続くBドライバーアタックでは、ライバルのメルセデスにトップタイムを奪われてはしまったが、A、Bドライバーの合算タイムにより決定する予選順位ではトップを死守。富士戦に続いての2度目のポールポジションを手に入れた。
テクニカルなショートコースはGT-Rに見合っているという評判どおり、明日の決勝でその速さと強さを披露できるのか。日曜日の決勝レースは、午後1時30分にスタート、3時間の戦いを繰り広げることになる。
■スーパー耐久シリーズ第5戦・岡山 予選結果(タイムはA、Bドライバー合算による)
1.No.81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R(星野一樹/青木孝行/尾本直史組)3’03.626
2.No.28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(F・ハイルマン/片岡龍也組)3’03.820
3.No.24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R (藤井誠暢/佐々木大樹/GAMISAN組)3’03.928
記事・写真:島村元子/ TEXT&PHOTO : Motoko SHIMAMURA