SUPER GT 2012 Round5
伝統の鈴鹿1000km、No.1 MOLA GT-Rがポールポジション獲得!
薄曇りながら、気温、路面温度ともに真夏のサーキットで迎えた予選。まずは午前中に公式練習が2時間にわたって行われ、そのセッションで各チームとも入念なセットアップに取り組むこととなった。
午後の予選はノックアウト方式を採用。Q1、Q2、Q3と進むにつれ、徐々に出走台数が絞り込まれていくもの。レギュレーションの関係で、Q2のセッションで中古タイヤを装着するチームが多く、そこで思うようなアタックコンディションに恵まれず、タイムアップを伸ばすチームも少なくなかった。
そんな中、順調にタイムを伸ばしていたのが、ディフェンディングチャンピオンの1号車。強い日差しが照りつける中、安定した速さを見せてQ2、Q3とトップタイムを死守。待望の今シーズン初となるポールポジション獲得に成功した。
一方、GT300では朝の公式練習から速さを披露していたNo.66 triple a Vantage GT2(吉本大樹/星野一樹組)が予選でも力走。Q3でアタッカーを務めた星野がコースレコードを更新する快走を見せ、トップに浮上した。ところが、予選終了後の再車検で車両違反が判明。燃料タンクの容量の違いを指摘され、タイムを抹消されてしまった。これによってポールポジションの座は、No.16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中嶋大祐組)の手に。16号車は参戦わずか2戦目の、さらにハイブリッド初となるポール獲得を果たすこととなった。
明日の決勝は午後12時30分にスタートが切られ、173周・1000kmの戦いを繰り広げることになる。
■SUPER GT第5戦 予選結果
・GT500
1.No.1 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/R.クインタレッリ組) 1’51.554
2.No.39 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明組)1’51.875
3,No.6 ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組) 1’51.951
4,No.23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/M.クルム組) 1’51.975
5,No.12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/J-P.デ・オリベイラ組) 1’52.337
6.No.17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)1’52.381
・GT300
1.No.16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中嶋大祐組)2’02.130
2.No.3 S Road NDDP GT-R(関口雄飛/千代勝正組)2’02.885
3.No.0 GSR 初音ミク BMW(谷口信輝/片岡龍也組)2’02.987
Photo by カーチャンネル

土曜日のピットウォークの様子

GT300クラスポールポジションをゲットした#16 MUGEN CR-Z GT

GT500クラスのポールポジションは、#1 S Road REITO MOLA GT-R

晴天の中、予選が行われた。