SUPER GT 2023 Round.5 予選 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2023 Round.5

2023年8月26日

第5戦鈴鹿、No.16 ARTA MUGEN NSX-GTが今季初ポール


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8月26日、三重・鈴鹿サーキットにおいてSUPER GT第5戦の予選が行われた。夏の厳しい日差しが照りるける中、ノックアウト予選でNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が最速タイムをマークし、新体制での初ポールポジションを手にしている。
 

3週間のインターバルで迎える今大会。シーズン後半戦の初戦にあたり、また、鈴鹿における今季2度目の450kmとなる。ここのところ、サーキット周辺は局所的な突然の土砂降りに見舞われるなど、不安定な天候になっているため、レースウィーク中のコンディションが気がかりなところ。幸い、迎えた予選日となる土曜日は、ドライコンディションでのセッションとなった。
 

まず、午前9時20分から公式練習がスタート。気温33度、路面温度39度とやや低い数値を刻んではいたが、湿度が75%と高く、蒸し暑さが先行する。セッションでは、各クラスの専有走行に入ってからベストタイムを更新するクルマも見られたが、トップ3はセッション序盤と変わらず。No.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)がトップにつけた。
 

ノックアウト予選は午後3時53分にQ1がスタート。気温は32度、路面温度は51度まで上昇する。一方、午前中に吹いていた風がおさまったことが好タイムに繋がったか、まずはNo.8 ARTA MUGEN NSX-GTの野尻智紀がトップタイムとなる1分46秒399をマーク。すると、この直後にNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Zの平手晃平も同タイムをマーク。これに前回第3戦鈴鹿の決勝で大クラッシュを喫したNo.23 MOTUL AUTECH Zの松田次生が0.111秒という僅差で続いた。激戦のノックアウト予選で、Q1敗退を喫したのは、第3戦の覇者であるNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)や、ランキングトップNo. 3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)やNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)ら。特に3号車と36号車は、サクセスウェイトや燃料流量リストリクターの2サイズダウンの影響か、タイムを伸ばせなかったようだ。なお、No.100 STANLEY NSX-GTの山本尚貴は8番手通過を果たしたが、コンビを組む牧野任祐は、先週の全日本スーパーフォーミュラ選手権で多重クラッシュに巻き込まれて負傷しており、土曜日いっぱい”ドクターストップ”の経過観察中。このため、100号車としてのQ2は未出走扱いとなり、8番手が確定した。
 

迎えたQ2になると、気温32度、路面温度は48度まで低下。各車、チェッカーラップに合わせて臨んだアタックラップだが、23号車のロニー・クインタレッリよりもセクタータイムで上回るパフォーマンスを8号車の大湯都史樹が披露。だがデグナーカーブで痛恨のオーバーラン。これが走路外走行となり、3番手に該当するラップタムは抹消され、結果、7番手となった。一方、暫定トップに立った23号車だったが、これを上回る1分46秒385を16号車の福住仁嶺が叩き出し、シーズン初、自身通算4度目のポールポジションを手にすることとなった。また、2番手23号車に続いたのは、No.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)だった。
 

GT300では、ランキング暫定トップのNo. 7 Studie BMW M4(荒聖治/ブルーノ・シュペングラー)、同2位のNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)とも、上限いっぱいとなる100kgのサクセスウェイトをものともせずにQ1を突破する。
 

16台によるQ2では、朝の公式練習でトップタイムをマークしていたNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が、Q1・A組トップの勢いそのままに、アタッカーの山内が渾身のパフォーマンスを披露。1分57秒608を叩き出し、2番手のNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)に0.525秒の大差をつけて、クラスポールポジションをもぎ取った。山内は、これでGT300クラス最多記録を更新する14回目のポールシッターとなっている。96号車に続き、3番手となったのはNo. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)。前大会では6年ぶりにクラスポールに輝くも、決勝で優勝を逃したリベンジに臨むこととなる。
 

明日の決勝は、午後2時45分にスタートし、450kmでの戦いを迎える。
 

第5戦鈴鹿 予選結果 各クラストップ3

GT500
1.No.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)1’46.385
2.No.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)1’46.422
3.No.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)1’46.659
 

GT300
1.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)1’57.608
2.No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)1’58.133
3.No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)1’58.652
 

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