スーパーフォーミュラ2016 Round.7 予選 - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラ2016 Round.7

2016年11月2日

スーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿、レース1を国本雄資が制す!


10月30日、三重・鈴鹿サーキットにおいて、全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦のレース1が行われた。午前の決勝は19周。ピットインの必要がない“ガチンコ”バトルだ。この戦いを制したのは、予選2位からスタートを切ったNo. 2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)。初タイトル獲得のチャンスをグッと引き寄せる結果となった。

岡山でトップフォーミュラでの初優勝を果たした国本。それ以降、安定した走りを見せるようになり、最終戦を前に、ランキングは2位へと浮上。さらに、前日の予選ではレース1を2位、レース2を3位で終え、勢いをも味方につけた。一方、ランキングトップにいたNo.20 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、予選13番手と出遅れたことから、レース1での結果によって、シリーズタイトルを巡る勢力図に大きな変化は避けられない状態となった。

午前9時45分、レッドシグナルが消灯し、好スタートを決めたのは、国本。これに予選4番手のNo.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が続き、逆にポールスタートのNo.1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)は3番手に甘んじた。逃げるトップ国本に対し、ロッテラーも追随するものの、近づけばダウンフォースが抜け、逆転には至らない。ロッテラーは最後の最後まで国本のミスを待つような走りとなってしまい、そのまま周回を重ねることになった。一方の石浦は、クルマのバランスが芳しくなく、ペースアップならず。結果、3台はオープニングラップからポジション変動なしにレースを終えた。

一方の関口。スタート直後の1コーナーでポジションアップに成功、2周目には9番手まで浮上する。さらに中盤には、前を行くNo.41 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の背後に迫る。関口はシケインからメインストレートにかけて、何度も逆転のチャンスをうかがったが、バンドーンの好守によって行く手を阻まれる。そんな好バトルの中、13周目のシケイン2つ目出口で2台が接触。関口が背後からプッシュした形となり、バンドーンはくるりと回ってストップ。代わって8位にポジションアップした関口だったが、のちに30秒加算のペナルティを受けて、18番手フィニッシュ扱いになった。

結果、優勝の5点、ボーナスポイント3点を手にした国本が、レース2を前に暫定ランキングトップへと浮上。関口は2位に下がり、ロッテラーは3番手をキープしている。午後からのレース2に向け、また、タイトル獲得に向け、俄然優位に立ったのは、国本であることには違いない。

■最終戦・レース1 決勝結果(TOP6)

1.No. 2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)31’58.809  19Laps
2.No.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)+1.772
3.No.  1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)+13.087
4.No.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)+22.140
5.No.37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)+24.143
6.No.65 ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)+24.951

 

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2016年10月30日

スーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿、石浦宏明がレース1、2のポールポジションを獲得!


10月29日、三重・鈴鹿サーキットにおいて、全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦の予選が行われ、ディフェンディングチャンピオンのNo. 1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がレース1、レース2の両方でポールポジションタイムをマークする活躍。シリーズランキング5位から逆転王者を狙うこととなった。

4月下旬に開幕戦を迎えた2016年シーズンもついに今回の鈴鹿大会をもって最終戦となる。今年はF1予備軍のストフェル・バンドーンが日本最高峰の“ガチンコレース”に参戦するという話題性もあり、注目が集まった。実際、そのバンドーンはシーズン途中に来季のマクラーレンデビューを実現、スーパーフォーミュラで得た貴重な経験を、来シーズンはF1の世界で活かしたいとコメントしている。なお、今大会は例年どおり、レース1、レース2での展開となり、通常とは異なるポイントシステムをもって実施される。また、自力でチャンピオン獲得の可能性があるドライバーは最終戦を前に6名。ルーキーのNo.20 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)をトップに僅差でタイトル争いを繰り広げるという、近年稀に見る展開となっている。

見どころの多い最終戦の予選は、まずQ1でレース1のグリッドが決定する。気温22度、路面温度27度の中、早速ニュータイヤを装着してアタックを開始。まずは石浦がトップへと躍り出た。その後、ピットインして再度セッティングの微調整に取り掛かり、2セット目のニュータイヤでアタックを再開する。そこでトップタイムを塗り替えたのは、やはり石浦。自身のベストタイム更新に成功し、これに、僚友のNo. 2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、No.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続いた。その一方で、暫定ランキングトップの関口は、2セット目のタイヤでのアタックでタイムを思うように縮めることができず、13番手というまさかの結果に留まった。

Q2には14台が出走。ここで上位8台がQ3に進出し、レース2のグリッドを競うことになる。Q2でトップタイムを奪ったのは、国本。これに石浦、バンドーン、野尻が続きQ1の勢いがそのまま継続した形となった。そんな中、Q1で厳しいアタックを強いられた関口は、Q2でもタイムを伸ばすことができず苦戦。結局13番手のままで終わり、Q3進出ならず。決勝での上位入賞、タイトル獲得の行方に暗雲が立ち込めることになった。そして迎えたQ3。上位8名がレース2のグリッドを決めるセッションでもある。みなニュータイヤでのアタックに挑み、まず国本が1分37秒224をマークした。また、負けじと石浦が各セクターでこれを上回るタイムを叩き出し、メインストレートに戻ると、1分37秒026の数字を刻み、トップへと躍り出ることに成功した。残る選手もQ2の自己ベストを上回る好走を見せたが、トップ石浦のタイムには及ばず。ただひとり、バンドーンが石浦と国本の間に割って入り、1分37秒031をマーク。トップ石浦とは、なんと1000分の5秒差というごく小さなものだった。結果、石浦はレース1、2でダブルポールポジション獲得に成功している。

なお、通常のレース同様、ポールポジション獲得ドライバーには1点が計上されるが、今日の予選で2回のポールを手にした石浦には、計2点が計上されることになり、この結果、ランキングも4位に浮上。シーズン最後の2レースで、逆転タイトル獲得の可能性を一気に引き寄せた。

 

■最終戦鈴鹿 予選結果(TOP6)

◎レース1(Q1結果)

1.No. 1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)1’37.453
2.No. 2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)1’37.801
3.No.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1’37.833
4.No.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)1’37.884
5.No.65 ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)1’37.941
6.No.37 中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)1’38.048

◎レース2(Q3結果)
1.No. 1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)1’37.026
2.No.41 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1’37.031
3.No. 2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)1’37.224
4.No.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1’37.438
5.No.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)1’37.537
6.No.37 中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)1’37.626

 

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