タイミングチェーンって!?
最近の車に多くなった「タイミングチェーン」
10万キロを目安に交換するタイミングベルトよりタイミングチェーンは好まれますが
実際にどんな仕組みなのか、本日はご説明致します。
本日のドナーは 「レガシィB4 3.0R」になります。
さてさて・・・・
このエンジンは 水平対向6気筒エンジンです。
いわゆる ボクサー6(Boxer-6)ですね。
海外ではフラット6と呼ばれてます。
水平対向6気筒と言えば、やはりポルシェのイメージが強いですが、国産で低価格で楽しめる車ではやはりレガシィといった所でしょうか?
では、早速チェーンカバーを開けてみましょう!!
このチェーンカバーを開けると中にエンジンオイルが回ってますので、多少エンジンオイルが出てきます。
さて、チェーンはこちら↓
自転車のチェーンが付いてる感じですね♪
このチェーンで左右にあるカムに動力伝達しています。当然、切れたり緩んだりするとカムが動作せずバルブが動作せず
エンジン燃焼が出来なくなります。この仕組み自体はベルトもチェーンも一緒です。
違いはタイミングチェーンの場合、チェーンカバーの内部にエンジンオイルが循環してますが、タイミングベルトだと
タイミングベルトの回りには樹脂のカバーで飛び石などから守る程度でエンジンオイルは関係ありません。
よってベルトの方がタイミングチェーンより容易に交換が可能になります。
タイミングベルトはチェーンに比べると交換が容易、タイミングチェーンは交換する必要は基本的にないですが
万が一、チェーンカバーからオイル漏れやチェーンの経年劣化による伸び、そして異音などがあると修理に時間と工賃が掛かります。
どちらが良い・悪いではありませんが、一般的にはチェーンの方がリーズナブルな印象が強いですね♪
シルビアのSR20エンジン、インテグラ タイプRのK20Aエンジン、S2000のF20Cエンジンや
近年ではエコカーや軽自動車にもタイミングチェーンが多くなってきました。
車のコンディションをしっかりと管理して、安全で快適なカーライフをGTNETではお手伝いさせて頂いておりますので
お気軽にGTNETまで、お問い合わせ下さいませ!
2014年5月8日 18:54 | カテゴリ:メンテナンス