10月17日、宮城・スポーツランドSUGOにおいて全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦の予選が行われ、ベテランドライバーであり、チャンピオン経験を持つアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)がQ3でトップタイムをマーク、待望の今季初ポールポジションを手にした。
秋晴れの青空がサーキット上空に広がったスポーツランドSUGO。秋本場の中、予選日は安定した天候に恵まれ、時折強い日差しも照りつけた。そんな中、まず朝のフリー走行でトップタイムをマークしたのは、小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)。自身も得意とするSUGOで安定した速さを見せて、予選での快進撃に注目が集まった。
午後に入ると、さらに気温、路面温度が上昇。午前のフリー走行の流れをもとにセットアップを進めた各車は、ベストラップ狙いで果敢なアタックを開始する。だがしかし、開始3分ほどで1台のクルマがスピンオフ、エンジンストールを喫し、赤旗中断を招いてしまう。その後も3コーナーで1台がスピン、コーウアウトの末にそのまま自力でピットへとクルマを戻したが、これで赤旗2度目の中断。水を挿されるアタックとなったが、そこでうまくアタックをまとめ上げたのがロッテラーだった。従来のコースレコードを更新する1分5秒005を刻み、今季初めてのポールポジションを獲得することとなった。
2位に続いたのはロッテラーの僚友、中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)。これにランキングトップにつける石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)が3番手となり、トヨタエンジン搭載車がトップ3を占めた。
第6戦スポーツランドSUGO 予選結果(TOP6)
1.No. 2 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)1’05.005
2.No. 1 中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)1’05.177
3.No.38 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)1’05.246
4.No.16 山本尚貴(TEAM 無限 SF14)1’05.314
5.No.40 野尻智紀(DOCOMO DANDELIAN M40S SF14)1’05.324
6.No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)1’05.344