スーパーフォーミュラ2015 Round.5 本選 - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラ2015 Round.5

2015年9月15日

中嶋一貴、待望の今季初勝利を達成!


9月13日、大分・オートポリスにおいて全日本選手権スーパーフォーミュラの第5戦決勝レースが行なわれ、予選3位から好スタートを切った中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)が試合巧者の戦いを見せ、優勝。今シーズン待ちわびた初勝利の美酒に酔うこととなった。

第5戦決勝日は薄曇りの朝を迎えるものの、時折青空と強い日差しが照る一日となった。朝のフリー走行でも終始安定したコンディションでの走行が可能となり、決勝に向けての最終調整を行なっていた。なお昨年は215kmでの決勝が、今年は250kmとなった戦い。これはピットでの給油作業の必要性を意味するものでもある。一方、オートポリスは他のサーキットと異なり、ピットロードがコースのアウト側に設置された珍しいレイアウトを持つ。このことから、クルマに取り付けられた給油口が通常と反対側となり、スタッフは作業にいつも以上の注意を払わなくてはならない。果たして思わぬドラマが起るのか否か…。ついに54周の戦いが始まった。

好スタートを切ったのは予選2番手の小林可夢偉(Team KYGNUS SUNOCO SF14)と中嶋一貴。ポールポジションの石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)も負けじと1コーナーへと向ったが、鼻の差で一貴、そして小林の先行を許すことになり、3番手へとドロップ。このままで周回を重ねることになった。

3台のトップ争いで真っ先に動いたのは小林。スタートでライバルを先行することこそが優勝への勝機とばかりライバルより少ない量のガソリンを搭載し、軽めの車重でスタートしたものの、思いどおりにはならず。結果、レース折り返し直後の29周目にピットイン、補給とタイヤ4本交換を済ませて後半の追い上げにかけた。一方、ライバル達が続々とピット作業を済ませる中、一貴、そして石浦のトップ2台は互いの動きを読む走りが続く。その中で、石浦はフロントタイヤ2本交換を意識したというが、一方の中嶋は4本交換か無交換を頭に描いて走行。結局2台は揃ってレース終盤の45周終了時点でピットイン。石浦は予定どおりフロント2本を、そして一貴はタイヤ無交換を敢行。付かず離れずの距離で2台による終盤のバトルが再び幕を開けた。

一度は2位との差をキープし、一貴の勝利が安泰に見えたものの、残り4周を切って2台の差が一気に詰まりはじめる。そして51周終了時点ではついに1秒を切る攻防戦へ! だが抜きどころの少ないオートポリス、また0.3秒ほどの速さを稼ぐことができるというオーバーテイクシステムを活用した一貴が後方からのプレッシャーを巧みに凌ぎ切ることに成功。待望の今季初勝利を手にすることとなった。石浦は3戦連続の勝利を逃したものの、シリーズランキングでは依然としてトップをキープ。また、3位の小林は第2戦岡山以来の表彰台に上がっている。

■第5戦オートポリス 決勝結果(TOP6)

1.No.  1 中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14) 54L  1:22’53.405
2.No.38 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)+0.992
3.No.  8 小林可夢偉(Team KYGNUS SUNOCO SF14)+9.329
4.No.  7 平川 亮(ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14)+11.574
5.No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)+13.049
6.No.  3 ジェームス・ロシター(KONDO RACING)+20.484

  • GNNS_SF5_F_0913_PH2

  • GNNS_SF5_F_0913_PH1





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