スーパーフォーミュラ2015 Round.3
スーパーフォーミュラ第3戦富士、カルダレッリが今季初ポール獲得
7月18日、静岡・富士スピードウェイにおいて、全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦の予選が行われ、アンドレア・カルダレッリ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)がQ1からQ3まで全セッションでトップタイムをマークし、今シーズン初となるポールポジションを手にしている。
台風11号上陸の影響を受け、土曜日は不安定な天候の中でセッションを進めることになった富士スピードウェイ。朝のフリー走行からウェットタイヤを装着してクルマのセットアップをはじめ、予選に向けての準備に取り組んだ。セッション後半には雨も小康状態となり、ドライバーによってはスリックタイヤでのコンディション確認にトライする様子も見られたが、その直後にまた雨が降りはじめるなど、終始落ち着かない状況が続いた。その朝のセッションでトップタイムをマーウしたのは、Lenovo TEAM IMPUL SF14を駆るジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。昨シーズンも富士開催の第2戦で優勝を果たしており、今回も十分な手応えを得ていたようだ。
だが、午後の予選が始まると、オリベイラに代わって速さをアピールしたのは僚友のカルダレッリだった。午前同様、ウェットコンディションでQ1がスタート。開始から雨量がどんどん増えたこともあり、セッティングが裏目に出てタイムアップを果たせないドライバーや、自身のペースでアタックのタイミングをマネージメントできないドライバーが続出する中、カルダレッリはつねに安定した速さをマーク。Q1、Q2、そしてQ3まですべてトップに名を刻みんだ。もともと富士を得意とするカルダレッリだが、「前回の岡山戦からチームが相当努力してくれて、クルマを進化されてくれた」とシーズン初となるポールポジション獲得に対し、チームへの感謝を口にしている。
トップとわずか0.133秒差で2位となったオリベイラに続いたのは、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING SF14)。これまで決勝でのペースには手応えを得ているものの、予選でのパフォーマンスに伸び悩んでいたが、ウェットコンディションを味方につけ、今シーズン自身最高位となる3番手を手にしている。
■第3戦富士 予選結果(TOP6)
1.No.20 アンドレア・カルダレッリ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)1’40.868
2.No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)1’41.001
3.No.64 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING SF14)1’41.240
4.No.18 中山雄一(KCMG Elyse SF14)1’41.372
5.No.41 ナレイン・カーティケヤン(DOCOMO DANDELIAN M41S SF14)1’41.656
6.No. 8 小林可夢偉(Team KYGNUS SUNOCO SF14)1’41.715
