スーパーフォーミュラ2014 Round.2 本選 - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラ2014 Round.2

2014年5月19日

スーパーフォーミュラ第2戦富士、レース1はオリベイラがポール・トゥ・ウィン!


5月18日、静岡県・富士スピードウェイにおいて全日本選手権スーパーフォーミュラの第2戦決勝レースが行われた。今大会は2レース制が採用されており、まず午前中にレース1が25周のスプリントレースとしてスタートを切った。

25周の戦いということもあり、レース1はピットストップなしのガチンコ勝負。スタートを決めることが好成績の早道となる。そんな中、まずポールポジションからスタートしたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)がホールショットを奪い、レースを牽引。一方、開幕戦のウィナーで予選2番手につけていたロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO SF14)はスタートに失敗、出遅れる。これに対し、後方からポジションを上げたのは、予選5番手スタートの中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)。混乱をかきわけ、2番手まで浮上すると、トップのオリベイラを追随した。

だが、予選から波に乗るオリベイラはハイペースで後続車とのギャップを開きにかかる。中嶋、そして3番手のデュバルも懸命にチャージするが大きな変化もなく、次第にレースは小康状態へと変わっていった。結果、加速をアシストするオーバーテイクシステムもほとんど使用されることなくレースは終盤を迎えることに。結局、オリベイラが盤石のレース運びでトップチェッカー! 彼自身、2012年第5戦もてぎ以来となる、また今シーズンの初優勝を果たすこととなった。

 

■スーパーフォーミュラ第2戦富士、レース2はロッテラーが制する

午後2時30分に号砲が切って落とされたレース2。レース1同様に絶好の観戦日和となった。レース2は35周と周回数が増え、さらにピットインが必要な戦い。とはいえ、通常の1レースに比べると走行距離も短くなるため、戦略次第でレースが大きく動く可能性を秘めた戦いになるものと思われた。

ポールポジションはアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)。先のレース1ではハンドクラッチのスタートでミスを喫して出遅れたが、今回は見事なクラッチミートで好発進。予選2位のジョアロ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)に対し、序盤から差を築いていった。

レースは、ルーティンワークのピット作業でエンジンストールする車両が続発。大きくタイムロスし、ポジションを下げることになったが、トップ争いには何ら影響なし。そのトップ争いで真っ先にピットに向ったのがロッテラーだったが、これは早い段階でタイヤにフラットスポットを作ってしまったため。ハイペースでの戦いを必要とするため、ライバルより先んじてピットインを選択することになった。開幕戦の鈴鹿ではチームスタッフがタイヤを左右反対に取り付ける、というまさかのアクシデントに泣いたロッテラーだったが、今回、スタッフはパーフェクトな作業で送り出し、ロッテラーもそれに応えるべく後続との差を次第に離して行くことに成功した。

一方、2番手から逆転のチャンスを伺っていたオリベイラ。後方に中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)が迫り、前よりも後ろを意識した走りになったことで、ポジションキープの戦いを強いられることに。ロッテラーがピットインした翌周にルーティンワークを行うも、ピット作業に要した時間がライバルより僅かに長く、これで逆転のチャンスを失うことになった。終盤はハイペースの中での神経戦となったが、ともに百戦錬磨の上位陣はノーミスで戦いを消化。結果、ロッテラーが今季初勝利を飾り、2位にオリベイラ、3番手に中嶋が続き、予選結果と同様の順位で戦いを終えている。

■第2戦富士 決勝結果(TOP6)

レース1
1.No.19 ジョアロ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)25Laps
2.No.37 中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)+5.203
3.No. 8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO SF14)+7.079
4.No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)+7.722
5.No.39 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)+16.558
6.No. 3 ジェームス・ロシター(フジ・コーポレーション KONDO SF14)+17.487

■第2戦富士 決勝結果(TOP6)

レース2
1.No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)35Laps
2.No.19 ジョアロ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)+3.497
3.No.37 中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)+16.543
4.No. 8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO SF14)+21.069
5.No. 1 山本尚貴(TEAM 無限 SF14)+25.479
6.No.20 クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL SF14)+32.559

 

記事:島村元子/ TEXT : Motoko SHIMAMURA

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