スーパーフォーミュラ2013 Round2 概要 - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラ2013 Round2

2013年5月31日

■SUPER FORMULA第2戦オートポリスプレビュー


「阿蘇山麓にあるテクニカルコースを制するのは?」

およそ1ヶ月半のインターバルを経て迎える全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ。第2戦の舞台となるのは、九州唯一のサーキット、オートポリス(大分県日田市)だ。
熊本県との県境近くに位置するこのサーキットは、阿蘇山麓の山間部に作られた景勝豊かな場所にあり、コースレイアウトはアップダウンを含むテクニカルコースとして知られている。
天候によっては初夏のような暑さとの戦いになる可能性もあり、シリーズ序盤戦の流れが見えてくる大事な一戦となることだろう。

■ドライコンディションでのレースはタイヤの使い方がポイント!?

阿蘇山麓の山間にあるオートポリス。山の中にあるサーキットでしかも高低差が激しいレイアウトを持つテクニカルコースは、どこかしらヨーロッパのサーキットを彷彿させる。 自身のテクニックを披露できるとあって、ここでの一戦を楽しみにしているドライバーも少なくない。一方、路面もタイヤにとって厳しいところで知られる。 昨年、コースの路面が新たに舗装し直され、スムーズにはなったものの、もともとコースレイアウトからしてタイヤにとっては厳しいサーキットだけに、セットアップを含め、 タイヤをうまくマネージメントできるクルマに仕上げることが重要になってくる。

■チャンピオン経験者のふたりが、が今シーズン初登場!

今回は、シーズン最初の戦いを迎えるドライバーが2名いる。アンドレ・ロッテラーとロイック・デュバルのふたりだ。 開幕の鈴鹿戦を欠場したのは、彼らがシリーズ参戦中の世界耐久選手権(WEC)の開幕戦が重なったため。
彼らはともにフォーミュラ・ニッポンでシリーズチャンピオンを取った経験を持つ実力派ドライバーだが、活動の拠点をヨーロッパに移した今でも、シングルシーターでの戦いを熱望する。
それは、ハイスピードでの駆け引きはモチロン、耐久レースには欠かせないチーム戦略や緻密なマシンコントロールに左右されることなく、ガチンコ勝負が可能だからではないだろうか。
いずれにせよ、今シーズン、新しいスペックになったタイヤでの一戦をいかに戦うのか。まずは、トップドライバーのお手並み拝見といったところだ。

■トップ争いは、旬なドライバーたち?、それともベテラン勢?

開幕戦鈴鹿では、昨シーズンから勢いのあった伊沢拓也が優勝を果たし、さらにはベテランの域に達しつつある小暮卓史が復活の兆しを見せるキレた走りを披露した。 となると、今回のオートポリスはどのようなトップ争いが期待できるのだろう? チャレンジングなコースに奮闘するドライバーは多い。前回、優勝争いを繰り広げたドライバーたちはもとより、
多くのドライバーがトップ争いに絡んでくる可能性は高い。かなりの激戦が予想される。

■レース距離は250km。タイヤ交換および給油義務はなし

今回は開幕戦より50km短い250kmでレースを争う。さらに、決勝中はタイヤ交換および給油作業の義務は伴わない。 となれば、ノンストップで250kmを走破できるのか?と思いきや、その可能性はほとんどない。というのも、今回は燃料タンク容量に制限が設けられており、最大で110リットルの搭載となる。
一方、レース主管のJRP(日本レースプロモーション)によると、シミュレーション上、レースで完走するにあたり必要な燃料送料はおよそ126リットルに加え、低速周回3周分になるという。
低速周回…というのは、ピットからグリッドに向かう周、フォーメーションラップ、さらには、レースフィニッシュ後、車両保管に向かう周といった極めてスロースピードで走行する状況を言い、
レース以外で走行する際に必要な燃料をも計算に入れる必要がある、ということだ。梅雨入り後初めての週末の天気は、今のところ土曜日が不安定な状態と天気予報で言われているが、
不確定要素が多くなればなるほど、予想もつかないようなドラマが起こることも考えられる。果たして、勝利の女神はどのドライバーに微笑むのだろうか。

◎全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス

「SUPER 2and4レース」

・6月1日(土):予選日
09:30 – 10:30 フリー走行
11:50 – 12:40 ピットウォーク
14:25 – 公式予選(ノックアウト方式)
16:40 – 17:15 キッズピットウォーク

・6月2日(日):決勝日
07:00 ゲート オープン
09:30 – 10:00 フリー走行
11:30 – 12:15 ピットウォーク
14:45 – 決勝レース 54L・約250km





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