スーパーフォーミュラ2013 Round1
スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿、波乱の展開を伊沢が制す!
4月14日、三重・
一方、大型新人の呼び名も高い平川亮(No.7 KYGNUS SUNOCO Team LeMans)はタフな戦いを冷静に戦い抜き、
前日の予選日よりも気温が上がり、
このひとり旅、
実際、20周を過ぎたあたりからピットインが始まり、
全車がルーティンワークを終えると、再び小暮がトップに立ち、
実は30周を過ぎたあたりから、
「優勝はしたが、今日は戦いで小暮選手に負けていた」
次戦、スーパーフォーミュラ第2戦の舞台は、
・第1戦鈴鹿 決勝結果(TOP6)
1.No.40 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1H28.09.169 51L
2.No.20 松田次生 Lenovo TEAM IMPUL +2.345
3.No.32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING +2.686
4.No.16 山本尚貴 TEAM 無限 +2.751
5.No.01 中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM’S +6.800
6.No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ Lenovo TEAM IMPUL +8.829
記事・写真:島村元子/ TEXT&PHOTO : Motoko SHIMAMURA


スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿、初戦のポールは伊沢がゲット!
4月13日、三重・鈴鹿サーキットにおいて、
金曜日まで春の嵐のような不安定な天候だった鈴鹿だが、
開幕戦は19台がエントリー。「フォーミュラニッポン」から「
だが、今回の予選では気温がさほど上昇せずに終わったことから、
Q1、Q2、Q3とノックアウト方式で進んだ予選。
そんな中、シーズンそして、
・第1戦鈴鹿 予選結果(TOP6)
1.No.40 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1’38.217
2.No.32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING 1’38.333
3.No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ Lenovo TEAM IMPUL 1’38.546
4.No.20 松田次生 Lenovo TEAM IMPUL 1’38.558
5.No.16 山本尚貴 TEAM 無限 1’38.578
6.No.15 佐藤琢磨 TEAM 無限 1’38.581
記事・写真:島村元子/ TEXT&PHOTO : Motoko SHIMAMURA

SUPER FORMULA第1戦鈴鹿プレビュー「名称も新たに、2013年シリーズがスタート!」
今シーズンから「全日本選手権フォーミュラニッポン」に変わり、「全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ」として開幕戦を迎えることとなった国内最高峰のフォーミュラレース。
4月13-14日、F1サーキットとしても名高い三重・鈴鹿サーキットにおいて、ついに今シーズンの戦いの幕が切って落とされる。
■フォーミュラレースの魅力
SUPER GTなどのツーリングカーレースとは異なり、一人のドライバーがフォーミュラカーを操り、レースを組み立てていくのに合わせ、ピットではいかにライヴァルを先行するか、緻密な戦略が立てられる。近年、ピットインの必要があるレースが多く、ドライバーはタイヤのマネージメントとともに、コンスタントに速さあるラップタイムを刻めるよう、燃費走行にも気を配らなければならない。さらに、エンジンこそ、ホンダとトヨタの2社がリリースしているものの、車輌とタイヤはワンメイクというパッケージゆえ、ドライバー同士のガチバトル、というイメージがSUPER GTよりも強いことから、緊迫の戦いも魅力として知られるところだ。
今シーズンは、新しいスペックとなったタイヤを装着、オフシーズン中のテストではラップタイムが大幅に向上するなど、よりスピードレースになる傾向にある。実際、ファン感謝デーが開かれたとき、同時開催となった「ラウンド0(ゼロ)」のレースで、コースレコードが更新されており、ドライバーのインフォメーションとして「よりグリップを体感できるタイヤになっている」というコメントが寄せられている。結果、開幕戦の鈴鹿では、天候次第でこの新タイヤによって、コースレコードのブレイクが見られる可能性が高いと思われる。
■速さと距離におけるドライバーズ・テクニックにも注目
新しいタイヤによるスピードアップは、ドライバーに多くのことを要求する。より速くクルマをコントロールできるテクニックが問われるのはもちろん、スピードの向上によってコーナリング時のGも増加も当然のこととなり、ドライバーの基礎的な体力勝負にも影響が出てくる。今までのクルマでも、新人がドライブすると「首が痛い…」というコメントを聞くことになったが、今シーズンのハイスピードマシンを難なく乗りこなせるドライバーはどのくらいいるのか、そのあたりも気になるところだ。さらに、開幕戦の鈴鹿は昨年の300kmから距離が50km増えて、350kmでの戦いとなる。先述のとおり、ドライバーの体力面での違いをはじめ、ピットでのルーティン作業では、チームメカニックの作業にチームの総合力があらわになる。走る方も、作業を任される方も、緊張の一瞬だ。
■開幕戦で、ルーキーは?そして佐藤琢磨は?
今シーズン、スーパーフォーミュラへのルーキードライバーは3名。さらに、スポット参戦経験者は2名となる。総勢、19名がチャンピオンタイトルを目指し、熱い戦いを見せることになる。その中で、オフシーズンから話題を集めているのが、ルーキーの平川亮。名門チームとして知られるチームル・マンから参戦する大型新人は、オフシーズンのテストでもつねに上位に食い込む好タイムを連発。どこまで「化ける」のか、期待が集まる。さらに、昨シーズン、2戦のスポット参戦で多くのファンを集めた佐藤琢磨。今シーズンもアメリカのインディカー・シリーズをメインに活躍するが、スケジュールを調整し、日本でのモータースポーツを盛り上げるため、スポット参戦を決意してくれた。スポット参戦とはいえ、2年目のキャリアを活かし、経験豊かなトップドライバーとどんなバトルを披露してくれるのか、こちらも楽しみだ。
なお、主なスケジュールは以下のとおり。
◎全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿
「鈴鹿2&4レース」
・4月13日(土):予選日
08:00 メインゲート オープン
09:05 – 10:05 フリー走行
12:45 – 13:30 ピットウォーク
13:50 – 公式予選(ノックアウト方式)
17:05 – 17:35 キッズピットウォーク
19:30 ゲートクローズ
・4月14日(日):決勝日
08:00 メインゲート オープン
09:10 – 09:40 フリー走行
11:10 – 12:00 ピットウォーク
14:30 – 決勝レース 51L
同時開催レース(4輪)
・CR-Z 10Lチャレンジ
・全日本F3選手権第1、2戦
記事:島村元子/ TEXT : Motoko SHIMAMURA