スーパーフォーミュラ2013 Round1 概要 - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラ2013 Round1

2013年4月12日

SUPER FORMULA第1戦鈴鹿プレビュー「名称も新たに、2013年シリーズがスタート!」


今シーズンから「全日本選手権フォーミュラニッポン」に変わり、「全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ」として開幕戦を迎えることとなった国内最高峰のフォーミュラレース。
4月13-14日、F1サーキットとしても名高い三重・鈴鹿サーキットにおいて、ついに今シーズンの戦いの幕が切って落とされる。

■フォーミュラレースの魅力

SUPER GTなどのツーリングカーレースとは異なり、一人のドライバーがフォーミュラカーを操り、レースを組み立てていくのに合わせ、ピットではいかにライヴァルを先行するか、緻密な戦略が立てられる。近年、ピットインの必要があるレースが多く、ドライバーはタイヤのマネージメントとともに、コンスタントに速さあるラップタイムを刻めるよう、燃費走行にも気を配らなければならない。さらに、エンジンこそ、ホンダトヨタの2社がリリースしているものの、車輌とタイヤはワンメイクというパッケージゆえ、ドライバー同士のガチバトル、というイメージがSUPER GTよりも強いことから、緊迫の戦いも魅力として知られるところだ。

今シーズンは、新しいスペックとなったタイヤを装着、オフシーズン中のテストではラップタイムが大幅に向上するなど、よりスピードレースになる傾向にある。実際、ファン感謝デーが開かれたとき、同時開催となった「ラウンド0(ゼロ)」のレースで、コースレコードが更新されており、ドライバーのインフォメーションとして「よりグリップを体感できるタイヤになっている」というコメントが寄せられている。結果、開幕戦の鈴鹿では、天候次第でこの新タイヤによって、コースレコードのブレイクが見られる可能性が高いと思われる。

■速さと距離におけるドライバーズ・テクニックにも注目

新しいタイヤによるスピードアップは、ドライバーに多くのことを要求する。より速くクルマをコントロールできるテクニックが問われるのはもちろん、スピードの向上によってコーナリング時のGも増加も当然のこととなり、ドライバーの基礎的な体力勝負にも影響が出てくる。今までのクルマでも、新人がドライブすると「首が痛い…」というコメントを聞くことになったが、今シーズンのハイスピードマシンを難なく乗りこなせるドライバーはどのくらいいるのか、そのあたりも気になるところだ。さらに、開幕戦の鈴鹿は昨年の300kmから距離が50km増えて、350kmでの戦いとなる。先述のとおり、ドライバーの体力面での違いをはじめ、ピットでのルーティン作業では、チームメカニックの作業にチームの総合力があらわになる。走る方も、作業を任される方も、緊張の一瞬だ。

■開幕戦で、ルーキーは?そして佐藤琢磨は?

今シーズン、スーパーフォーミュラへのルーキードライバーは3名。さらに、スポット参戦経験者は2名となる。総勢、19名がチャンピオンタイトルを目指し、熱い戦いを見せることになる。その中で、オフシーズンから話題を集めているのが、ルーキーの平川亮。名門チームとして知られるチームル・マンから参戦する大型新人は、オフシーズンのテストでもつねに上位に食い込む好タイムを連発。どこまで「化ける」のか、期待が集まる。さらに、昨シーズン、2戦のスポット参戦で多くのファンを集めた佐藤琢磨。今シーズンもアメリカのインディカー・シリーズをメインに活躍するが、スケジュールを調整し、日本でのモータースポーツを盛り上げるため、スポット参戦を決意してくれた。スポット参戦とはいえ、2年目のキャリアを活かし、経験豊かなトップドライバーとどんなバトルを披露してくれるのか、こちらも楽しみだ。
なお、主なスケジュールは以下のとおり。

 

◎全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿
「鈴鹿2&4レース」

・4月13日(土):予選日
08:00 メインゲート オープン
09:05 – 10:05 フリー走行
12:45 – 13:30 ピットウォーク
13:50 – 公式予選(ノックアウト方式)
17:05 – 17:35 キッズピットウォーク
19:30 ゲートクローズ

・4月14日(日):決勝日
08:00 メインゲート オープン
09:10 – 09:40 フリー走行
11:10 – 12:00 ピットウォーク
14:30 – 決勝レース 51L
同時開催レース(4輪)
CR-Z 10Lチャレンジ
・全日本F3選手権第1、2戦

 

記事:島村元子/ TEXT : Motoko SHIMAMURA





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