SUPER GT 2023 Round.2
GW開催の第2戦、STANLEY NSX-GTが富士でポールポジション獲得!
5月3日、ゴールデンウィークの真っ只中、富士スピードウェイにおいてSUPER GT第2戦の予選が行なわれた。爽やかな初夏を感じさせるような快晴の下、公式練習を経てノックアウト予選を制したのは、No.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)だった。
開幕戦の岡山はあいにくの雨模様となり、予選、決勝とも本来のポテンシャルを発揮することが難しい状況だったが、富士大会は絶好の観戦日和に恵まれた。まず、午前9時5分にスタートした公式練習では、決勝の450kmレースに向けて、各車はセットアップやタイヤ選択などさまざまなチェック項目に向けて作業に着手。その中でNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がトップタイムをマークした。
午後に向けてさらに眩しい日差しがサーキットを照りつける。しかしながら、強めの風が冷たく吹き続けたこともあり、気温、路面温度ともに午前のセッションとほぼ変わりない状態のまま、GT500クラスのノックアウト予選Q1がスタートした。10分間のセッションで残り3分を切ると、まずNo. 3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)がトップタイムをマークしたが、これを境に各車が次々と自己ベストタイムを更新し始める。結果、チェッカーラップでNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が1分26秒595をマークしてトップに浮上、同じチームのNo. 8 ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹)が2番手につけ、No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)が3番手に続いた。
続くQ2で気を吐いたのが100号車の牧野。これに先立ち、Q1で3番手につけていた24号車がセッション残り1分30秒の時点で、ターゲットタイムとなる1分26秒779をマークし、トップに浮上。だが、このあと、公式練習で最速ラップを刻んでいた100号車が24号車を上回る1分26秒420を叩き出す。続々とライバルたちもチェッカーを受けたが、100号車のタイムを更新することはならず。結果、100号車がシーズン初のポールポジションを手中に収めた。
GT300クラスでは、まず公式練習でディフェンディングクラスチャンピオンであるNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)が快走。その流れは予選に入っても変わることはなかった。Q1のA、B各組トップタイムはNo.10 PONOS GAINER GT-R(安田裕信/大草りき)とNo. 2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)に譲ったものの、56号車はB組を3番手で通過。Q2ではベテランのオリベイラが渾身のアタックを決めて1分35秒114のトップタイムを叩き出し、クラスポールポジションを掴み取った。なお、オリベイラ自身としては初のクラスポールになっている。
第2戦富士 予選結果 各クラストップ3
GT500
1.No.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)1’26.420
2.No.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)1’26.496
3.No.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)1’26.609
GT300
1.No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)1’35.114
2.No.31 apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)1’35.176
3.No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)1’35.277