SUPER GT 2012 Round2
SUPER GT第2戦富士、最速タイムをマークしたのはNo.32 EPSON HSV-010!
5月3日、静岡県・富士スピードウェイにおいて、SUPER GT第2戦の予選が行われた。 早朝から激しい雨に見舞われた富士。午前中、2時間の練習走行が行われたが、時折コースアウトやクラッシュなどによる赤旗中断となり、文字通り水を差された展開になった。 午後からの予選では、幸いに雨も小康状態になり、まず1回目の予選でGT500、300両クラスとも上位10台を選出。それぞれがその後、スーパーラップ方式のタイムアタックに挑んだ。 すると、路面こそ完全にウェットコンディションのままではあったが、各車のアタックで次第にコース上の雨量が減り始めると、その状況に見合うタイヤを選択しているか否かによって、刻むタイムに差が出始めた。 結果、限りなく雨が少なくなった路面を味方につけたNo.32 EPSON HSV-010の中山友貴がベストラップをマーク。自身初となるGT500ポールポジション獲得に成功している。 一方、GT300では今シーズンデビューを果たしたFIA GT3車両のNo.3 S Road NDDP GT-R(関口雄飛/千代勝正組)が最速タイムをマークし、チームに初クラスポールポジションをプレゼントしたかに思われたのだが、 予選後の再車検でリストリクター適用違反が判明。タイム抹消となり、幻のPPとなる。 結果、これに変わってトップに立ったのが、No.11 GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸組)だった。 終日、雨模様に見舞われた富士だが、天気予報では明日の決勝日は回復に向かうと言われているだけに、500km先のゴールを目指して激しい戦いが展開されると思われる。
第2戦富士 予選結果
・GT500 1.No.32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)1’43.699 2.No.6 ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)1’43.765 3,No.39 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明組)1’43.778 4.No.23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/M・クルム組)1’44.309 5 No.36 PETRONAS TOM’S SC430(中嶋一貴/R・ライアン組)1’44.638 6.No.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)1’44.937
・GT300 1.No.11 GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸組)1’50.249 2.No.43 ARTA Garaiya(高木真一/松浦孝亮組)1’52.996 3.No.15 ART TASTE PORSCHE(T・ベルグマイスター/土屋武士/J・ベルグマイスター組)1’53.233
(写真/記事:カーチャンネル)

予選の天候は、終日雨

ウェットコンディションの中、GT500トップタイムを出したのは#32 EPSON HSV-010

前回、優勝の#11 GAINER DIXCEL R8 LMSは、GT300クラストップタイムをたたき出した