SUPER GT 2022 Round.8 予選 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2022 Round.8

2022年11月7日

22年最終戦、ポールはSTANLEY NSX-GTが掴み取る!


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11月5日、栃木・モビリティリゾートもてぎにおいて、SUPER GT第8戦の予選が行なわれた。2022年シーズンの最終戦にあたる今大会、まずは秋晴れのレース日和に恵まれ、その中でノックアウト予選に挑んだ各車のなかで、No.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐組)がQ1、Q2ともにトップタイムをマーク。チームとして今シーズン初のポールポジションを手にした。
 

もてぎでの最終戦開催は3年ぶり。朝からほぼ風もなく、安定した天気に恵まれる。まず午前9時30分からの公式練習では、気温14度、路面温度19度のなか、各車が路面コンディションを確認しつつ、持ち込みのセットアップを調整しながら合わせてタイヤ選択などの作業に取り組んだ。その中でトップタイムをマークしたのは、No.12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット組)。最終戦を前に、ランキングトップのNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠組)とは2.5点という僅差だけに、ライバルへプレッシャーをかけるという意味でも”先攻”を取ることに成功した。
 

午後に向けて小春日和の陽気に包まれたもてぎ。日差しも穏やかで路面温度も上昇。午後2時30分から始まったノックアウト予選は、気温16度、路面温度27度まで達することになった。GT300クラスのQ1を経て始まったGT500のQ1。タイトル獲得の可能性があるチームは、なんとしてもQ2進出を果たさなければならない。このため、熾烈なポジション争いが展開された。Q1トップタイムをマークしたのは、100号車の山本。これに前大会でポールポジションを獲ったNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平組)が続き、さらに24号車とおなじヨコハマタイヤを装着するNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南組)が続く。一方、ランキングトップの3号車は5番手でQ2へ。また、同3位のNo.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治組)はQ2進出を逃すことになった。
 

続くQ2。ひと足先にセッションが行なわれたGT300クラスで赤旗中断となったことで、スタート時間が13分遅れとなる。この間に日が傾き、コース上のあちこちで日陰ができてしまう。気温こそスタート時と変わらなかったが、路面温度は急下降。22度まで下がる中でのアタック開始となった。タイヤをいかに温めるか、そのタイミングを見極める猛者たちが続々とコースに向かう。早めにアタックへと動いたのは、今シーズン、最多ポールポジション獲得の19号車。まず1分36秒306の好タイムで他車の動きを待つことに。一方、12号車は19号車を上回れずこの時点で2番手となり、その次に3号車が続く。このまま順位が決まるかに思われたが、最後の最後にアタックに挑んだ100号車が1分35秒194という圧巻のタイムでトップに浮上。最終戦で今シーズン初のポールポジションをかっさらうパフォーマンスを披露することになった。
 

加えてGT300クラスもまた、最終戦で初ポールポジションを手にするチームが登場した。今シーズンから新コンビで挑むNo.55 ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織組)。レース中に時折速さを見せてはいたが、リザルトとしてのカタチが残らず、厳しいシーズンを過ごしてきた。しかし、最終戦の予選では、まずQ1・A組でベテランの武藤が3位通過を果たすと、続くQ2ではルーキーの木村が奮闘。全16台がノーウェイトによるポールポジション争いを繰り広げたが、ここで、クラスポールポジションの”常連”ともいえるNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)が、最終コーナーでまさかのクラッシュ。セッションはしばし赤旗中断となった。刻々と日が陰り、路面温度も下がる中、改めて残り5分の”ワンアタック”に挑んだ各車のなかで、55号車がトップタイムをマーク。うれしいクラス初ポールを掴み取った。
 

翌日の決勝も好天気が続くといわれるもてぎ大会。路面温度を含め、コースコンディション次第ではレースが大きく動く可能性を秘めているだけに、波乱万丈あるいは独走の展開になるのか。コース上で繰り広げられるシーズン最後のドラマをしかと見届けたい。
 

第8戦モビリティリゾートもてぎ 予選結果 各クラストップ3

GT500
1.No.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐組)1’35.194
2.No.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南組)1’35.306
3.No.12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット組)1’35.752
 

GT300
1.No.55 ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織組)1’44.798
2.No.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進組)1’45.121
3.No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組)1’45.170
 

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