SUPER GT 2022 Round.5 予選 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2022 Round.5

2022年8月28日

シーズン後半戦、鈴鹿のポールはNo.23 MOTUL AUTECH Zの手に!


8月27日、三重•鈴鹿サーキットにおいてSUPER GT第5戦の予選が行われた。今大会はシーズン終盤戦の初戦にあたり450kmでの開催となる。予選日は薄曇りから次第に日差しが戻り、蒸し暑い1日となった。そんな中、予定より20分遅れの午後3時20分から始まったノックアウト予選では、No.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が2019年以来となるポールポジションを掴み取っている。
 

午前9時25分、予選に向けてまず公式練習がスタート。気温30度、路面温度34度というコンディションの中、GT300、GT500両クラスが混走にて走行を開始する。序盤から上位につけたのは、No.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)。ここ2戦はノーポイントで戦いを終えている23号車だが、昨シーズンはGT-Rで鈴鹿を制している。それだけに今回は表彰台を視野を入れていることだろう。だが、そんな23号車の”野望”を尻目に、公式練習でトップタイムをマークしたのはNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹組)。昨シーズンの鈴鹿戦でも予選で速さを見せているだけに、今大会でポールポジション獲得実現に向けてしかとアピールしていた。
 

ノックアウト予選Q1は午後3時33分にスタート。公式練習中に赤旗中断となり、20分遅れのままその後のスケジュールが進められた。正午前には、時折強い日差しが照りつけてじわりじわりと路気温も上昇していたのだが、予選を迎える頃には逆に下がり始めて気温31度、路面温度38度というコンディションでのアタックが始まった。Q1でトップタイムをマークしたのは、16号車の大湯。朝からのいい流れをキープし、笹原へとバトンを繋いだ。一方、第2戦から3戦連続でポールポジションを獲得しているNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南組)が2番手で通過。Q2に向けて弾みをつけた。そして3番手に続いたのが23号車。松田のタイムはトップ大湯に対して0.063秒という僅差だった。
 

迎えたQ2は、まず16号車の笹原がアタックを開始。セクタータイムで全体ベストとなる好タイムをマークするも、セクター3で挙動が乱れてタイムロス。残念ながらトップタイムをマークできなかった。この時点でのトップは、16号車より少し先にアタックラップを終えたNo.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治組)。ホンダ勢がフロントロウを独占する予選結果になるかと思われたが、最後になって、23号車のクインタレッリがトップタイムを更新。17号車に0.180秒の差をつけて、ポールポジションを獲得した。2019年の8月、第5戦富士大会以来のポールとなった23号車。鈴鹿でのポールになると、なんと2013年第5戦以来となる。今回のアタックは、まさに会心の走りだったといえる。なお、今シーズン4回目のポールポジションを狙った19号車は、予選4番手だった。
 

一方、GT300クラスはNo.10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介組)がシーズン初ポールポジションを獲得。実は、5月開催の第3戦鈴鹿でもトップタイムをマークし、ポールポジションを一旦手にしていたのだが、車検後に車両において最低地上高の違反が見つかり失格。刻んだタイムは水泡に帰すというまさかの結果が待ち受けた。今回はその雪辱を果たすアタックだったとも言える。一方、2番手に続いたのは、No.244 HACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞組)。前回の鈴鹿戦はレース中盤にGT500車両からの追突に遭い、まさかのリタイヤに追い込まれた244号車にとっては、願ってもないポジションからスタートを切ることになった。3番手にはNo.88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥組)。鈴鹿との相性が良いだけに、決勝での力走に注目が集まりそうだ。
 

・第5戦鈴鹿 予選結果 各クラストップ3

GT500
1.No.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)1’45.169
2.No.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治組)1’45.349
3.No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹組)1’45.442
 

GT300
1.No.10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介組)1’56.941
2.No.244 HACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞組)1’56.995
3.No.88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥組)1’57.437
 
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