SUPER GT 2022 Round.3 予選 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2022 Round.3

2022年5月31日

第3戦鈴鹿、WedsSport ADVAN GR Supraが2戦連続ポール獲得!


5月28日、三重・鈴鹿サーキットにおいてSUPER GT第3戦の予選が行われ、No.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南組)がポールポジションを獲得。前回富士戦に続き、シーズン2度目の快走劇を披露した。2番手にはNo.37 KeePer TOM’S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋組)が続き、3番手には前回の富士の決勝で大クラッシュを喫したNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠組)が見事な復活で好位置につけている。

青空広がる好天の中、鈴鹿サーキットは朝から気温が上昇。午後からの予選に向けて各チームはタイヤ選択やクルマのセットアップについて頭を悩ませることになった。

まず、午前中に行われた公式練習でトップタイムを奪ったのは、No.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)。GT300クラスとの混走時からトップタイムをマークし、快調ぶりをアピール。GT500の専有走行に入ると、さらにタイムアップしてみせた。一方、今シーズンは予選での速さに一目が置かれるようになったヨコハマタイヤ勢も好調で、午後からのノックアウト予選に注目が集まった。

予選Q1がスタートする中、気温は28度、路面温度は44度まで上昇。かくチームの戦略の一つであるタイヤチョイスがどのような結果になって表れるかがポイントとなった。全15台のうちQ2に進出できるのは上位8台。第2戦までのサクセスウェイトが足かせとなるチーム、またタイヤの条件的に厳しいチームがやはりタイムを伸ばせずにいたが、朝の走行でトップタイムをマークした23号車は、決勝を重視したタイヤを選択したことでタイムを伸ばせず。敢えなくQ1敗退となったが、一方で23号車と同じミシュランタイヤを装着する3号車はトップタイムでQ1を通過。明暗分かれる結果になった。

午後4時6分にスタートしたQ2。気温はQ1時とほぼ同じだったが、路面温度は6度ほど低くなる。その中で会心のアタックを見せたのが19号車の国本。昨シーズンはチームメイトが2度Q2でトップタイムをマーク、前回もQ2で阪口がアタッカーを務めたことから、国本自身で掴んだポールポジションは初めてとなった。一方、予選2番手の37号車に続き、3番手につけたのは3号車の高星。第2戦富士決勝ではトップ争いの最中、メインストレートで激しいクラッシュを喫してクルマが大破するアクシデントに見舞われたが、今大会でクルマともども”復帰”を果たし、申し分のないパフォーマンスを披露することとなった。

GT300クラスでは、公式練習でNo.88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥組)がトップタイムをマーク、これに予選で抜群の速さを見せているNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)が続いていた。予選に入ると、まずQ1ではNo. 7 Studie BMW M4(荒 聖治/近藤翼組)がA組の、61号車がB組のトップ通過を果たしたが、続くQ2では開幕戦から3戦連続のポールポジションを狙う61号車が、快調にアタックを迎えたが、途中デグナーカーブから失速。スロー走行のままピットにクルマを収めるというハプニングが発生した。これは、走行中にターボトラブルが発生したため。大事を取ってアタックを回避したという。これにより、3戦連続のポールポジション実現が潰えることとなった。また、公式練習でトップだった88号車は2番手につけていたが、アタックラップがトラックリミット違反(走路外走行)によるタイム抹消扱いに。そんな中、前回の富士でシーズン初優勝を遂げたNo.10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき組)の大草がトップタイムをマーク。ポールポジションが確定した。ところが、その後の再車検で最低地上高の違反が見つかり失格。タイム抹消で予選最後尾となってしまった。これにより、ポールポジションについたのは、7号車。アタッカーを務めた近藤にとっては初めての快挙となった。

・第3戦鈴鹿 予選結果 各クラストップ3
GT500
1.No.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南組)1’44.112
2.No.37 KeePer TOM’S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋組)1’44.269
3.No.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠組)1’44.425

GT300
1.No. 7 Studie BMW M4(荒 聖治/近藤翼組)1’56.743
2.No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一組)1’57.415
3.No.56 リアライズ 日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)1’57.480





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