SUPER GT 2022 Round.2
第2戦富士、WedsSport ADVAN GR Supraが今季初ポール!
5月3日、静岡・富士スピードウェイにおいてSUPER GT第2戦の予選が行われ、No.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南組)がポールポジションを獲得。2位には今シーズンからZで参戦するNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平組)が続き、ヨコハマタイヤ装着勢がフロントロウを独占する結果となった。
ゴールデンウィーク中の開催となる第2戦。新型コロナウイルス禍の制約も緩和されたことから、感染予防対策を施した上でサーキットには多くのファンが足を運んでいた。好天の中、午前9時からの公式練習では気温が13度、路面温度は18度というコンディション。450kmという長丁場の決戦を見据えたセッティングの調整や使用するタイヤの確認等、各チームはそれぞれのプランに沿って作業を進めていた。その中でトップタイムをマークしたのは、No.37 KeePer TOM’S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋組)だった。
午後からの予選に向け、その後も気温、路面温度は上昇。セッション開始時は気温が16度、路面温度は23度だった。ノックアウト予選Q1では、開幕戦の覇者であるNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太組)や3位だったNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がQ2に駒を進めず。サクセスウェイトの影響を感じさせる結果となった。そんななか、徐々にポテンシャルを高めてきたのがヨコハマタイヤユーザー。Q1時より、路面温度が4度近く下がる中、19号車が最速ラップとなる1分26秒137をマーク、ポールポジションを手にし、同じヨコハマタイヤを履く24号車とともに速さあるパフォーマンスを披露した。
GT300クラスは、No.10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき組)が公式練習時から速さをアピールする。だが、これを上回るタイムを叩き出したのがNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)。開幕戦岡山の決勝ではジリジリと後退し、結果に繋げられなかった悔しさをぶつけるようなアタックを見せ、山内が自身10回目となるポールポジションをつかみとっている。3番手に続いたのは、No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一組)。新田と高木は2010年以来、12年ぶりにコンビを”復活”。ベテランふたりの躍進が注目を集めた予選だった。
今回の450kmでは2回のピットインが義務付けられているが、この際、タイヤ交換の有無は問われない。昨年まではタイヤ交換がマストだったため、今回はこれまでにない戦略を執るチームも現れるはず。先の読めないドラマが展開されるのではないだろうか。
第2戦富士 予選結果 各クラストップ3
GT500
1.No.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南組)1’26.137
2.No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平組)1’26.449
3.No.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠組)1’26.452
GT300
1.No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)1’34.888
2.No.10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき組)1’35.253
3.No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一組)1’35.273