SUPER GT 2022 Round.1 本選 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2022 Round.1

2022年4月19日

2022年の初戦、ENEOS X PRIME GR Supraがポール・トゥ・ウィン!


4月17日、岡山国際サーキットにおいて2022年SUPER GTの第1戦決勝が行われ、ポールポジションからスタートを切ったNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太組)が2度に渡るFCYもものともせず、トップでチェッカー。2年連続で開幕戦を制することに成功している。
 

連日、朝の冷え込みは厳しかったものの、燦々と降り注ぐ眩しい日差しの恩恵を受け、次第に気温が上昇した岡山国際サーキット。予選日同様、午前中には2年ぶりに復活したピットウォークが開催され、新型コロナウイルス感染防止対策に努めながらもファンとの交流の機会が増え、場内の熱気も高まった。また、決勝レースを前には、サーキット上空で航空自衛隊のF-2戦闘機がデモフライトを披露。轟音とともに迫力のフライトパフォーマンスで魅了した。
 

午後2時、2周のフォーメーションラップを経て、82周の戦いが号砲。ポールポジションの14号車がホールショットを奪う一方、3番手スタートのNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐組)が、早速2番手のNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一組)を猛追。だが、すぐには攻略できず、逆に背後から様子を伺っていたNo.38 ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明組)に逆転を許してしまう。さらに、38号車は22周目のバックストレートエンド先のヘアピンで39号車をパス、2番手をダッシュした。
 

激しい2、3番手争いの隙にトップ14号車は20秒近いギャップを構築。単独の走りに持ち込む、そんな中、残る上位陣は29周終わりでルーティンのピットインを開始。すると14号車も31周終わりでピットに戻ったが、ライバルに対し、およそ5秒近く時間を要することに。幸い潤沢なタイムギャップに守られ、後続の先行を阻止する。GT500車両は52周までに全車がルーティンのピットインを完了。改めて14号車がトップに立つと、そのうしろには予選7番手からNo.12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット組)が大きくポジションアップ、38号車が3番手に続いた。
 

その後も14号車の速さは後続の追随を許さず。逆に2番手12号車からうしろは残る表彰台をかけて激しい鍔迫り合いを重ねることに。そんな中、まず39号車がペースダウンし、後退。また、GT300車両がGT500車両を追突した上に、その後、1コーナー先のグラベルで停止したことから、FCYが導入されてレースがコントロールされたが、解除後はギャップが詰まった12号車、38号車そして100号車によるポジション争いが熱を帯びた。すると72周目のヘアピンではスリーワイドのガチバトルを展開。そこから100号車が頭ひとつ抜け出し、2番手に浮上した。その後は38号車、12号車がともにポジションを下げてしまい、代わってNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が3番手まで上昇。選択したタイヤによって予選こそ9番手に甘んじたが、レースでは次第にペースアップを見せた。
 

レースは14号車の独走という形でチェッカー。昨シーズンに続き開幕戦の岡山を制し、幸先良いスタートを切ることとなった。2位には100号車、そして3位に23号車が続き、3メーカーが仲良く表彰台を分け合っている。
 

一方、GT300クラスは激しいポジション争いでクラッシュを引き起こす展開になった反面、レース序盤にクラストップを奪ったNo.56 リアライズ 日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)にとっては、申し分のないレース運びが結実した。
 

着実に攻めの走りを見せ、23周目のリボルバーコーナーでクラスポールのNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)を逆転トップに立つと、その後も圧巻の走りに徹した。逆に61号車は先んじてルーティンのピットインを行うも、再スタート時にエンジンがストール。コース上の走りでは取り返せないほどのタイムロスで大きくポジションを落とした。
 

のちに2回にわたって導入されたFCYは、ともにGT300クラス同士によるポジション争いを巡って起きた接触などによるもの。全車がペースダウンを強いられ、後続との差は縮まったものの56号車の独走に変わりはなく、このままチェッカーを受け、GT500の14号車同様、2年連続で開幕戦のクラスウィナーに輝いた。
 

第1戦岡山 決勝結果 各クラストップ3

GT500
1.No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太組)1H58’54.464 82Laps
2.No.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐組)+1.798
3.No.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)+3.478
 

GT300
1.No.56 リアライズ 日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)1H59’46.884 77Laps
2.No.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進組)+14.734
3.No.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗組)+18.112
 

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