SUPER GT 2020 Round.3 予選 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2020 Round.3

2020年8月24日

SUPER GT第3戦鈴鹿、Modulo NSX-GTが今季初ポール!


第2戦から2週間と短いインターバルで第3戦を迎えることになった2020年SUPER GTシリーズ。真夏の決戦の舞台となるのは、三重・鈴鹿サーキット。強い日差しが終始コースを照らすタフなコンディションの中、朝の公式練習か好タイムをマークしていたNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹組)が2番手を引き離すパフォーマンスを披露。今シーズン初となるポールポジションを手にしている。
 

第1、2戦が開催された高速サーキットの富士スピードウェイとは異なり、テクニカルコースである鈴鹿は、シーズンオフに公式テストを実施する機会がなく、どのチームにとっても”ぶっつけ本番”での予選となった。一方で照りつける太陽の下、朝から気温、路面温度がじわりじわりと上昇。気温32度、路面温度42度でスタートした公式練習は、最終的に気温34度、路面温度48度まで上がり、午後からのノックアウト予選に向けてさらに厳しい暑さとの戦いになることが予想された。
 

開幕戦から続く無観客開催の下、迎えた予選は気温こそさほど変化はなかったものの路面温度はさらに上昇。50度超の中でのアタック合戦となった。その中でも朝から好調だった64号車が改めてトップタイムをマーク。ルーキーの大津が大役を果たし、コンビを組む伊沢へとQ2アタックのバトンをつないだ。そしてその伊沢も朝からの流れを活かし、納得のアタックを披露。1分46秒239のトップタイムをマークし、64号車に今シーズン初となるポールポジションをプレゼントした。なお、2007年にGT500へデビューを果たした伊沢にとっても自身初のポールポジションを手にする結果となっている。
 

なお、今回のGT500クラス予選では、Q1、Q2ともトップ3が不動のポジションとなった。2番手はNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が続き、今シーズン初のフロントロウを獲得。3番手のNo.38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明組)も久々に好順位につけ、結果として3メーカーがトップ3を分け合う形になっている。
 

GT300クラス予選は開幕戦から引き続き、Q1をA、Bの2組に分けて実施。各8台がQ2にコマを進めることになった。その中で1分58秒189のタイムをマークし、ポールポジションにつけたのは、No.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴組)。Q1のA組でもトップにつけた31号車。その勢いのまま、Q2でもトップ争いを展開する。一旦、No.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が1分58秒053をマークし、トップに立つもまさかの走路外走行の対象となり、該当タイムが抹消された。結果、31号車が5年ぶり、Q2アタック担当の嵯峨にとって自身3回目のポールポジションが実現した。また、予選2番手はNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹組)が続き、幻のポールポジションに終わった56号車が3番手となっている。
 

・第3戦鈴鹿 予選結果 各クラストップ3

GT500
1.No.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹組)1’46.239
2.No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)1’46.699
3.No.38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明組)1’46.769
 

GT300
1.No.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴組)1’58.189
2.No.55 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹組)1’58.430
3.No.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)1’58.826
 





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