スーパーフォーミュラ2019 Round.3 予選 - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラ2019 Round.3

2019年6月24日

SF第3戦SUGO、山本尚貴が完勝!


6月22日、宮城・スポーツランドSUGOにおいて、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の予選が行われた。前夜に降った雨が少し残ってはいたことでセッション開始を前にウエット宣言が出されたが、コンディションとしてはドライであったため、全車スリックタイヤでのアタックを開始した。結果、Q1からQ3のノックアウト予選を経て、Q3でトップタイムをマークしたNo.1 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が自身通算11回目のポールポジションを手にしている。
 

土曜日の朝に実施された1時間のフリー走行。このセッションでもウエット宣言が出ており、何台かはウエットタイヤでコースインしたが、ほどなくしてスリックタイヤへと交換、午後からの予選に向けて最終確認を綿密に行っていた。その中でNo.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がソフトタイヤで最速タイムをマーク。予選に向けていい流れを作り上げていた。
 

午後1時20分、ノックアウト予選Q1がスタート。今回のSUGO大会は参加車両20台を2クラスに分けて各10分ごとに実施する方式が採用された。これによりQ1では各クラス上位6台がQ2へと進出、Q2では計12台が出走することになった。天候はお昼を前に再び灰色の雲がサーキット上空を覆い、風も急激に冷たくなる。さらに一瞬雨がぱらついたが、幸い両クラスのセッション中に悪化することは回避できた。とはいえ、朝のフリー走行でトップに立った関口、さらに開幕戦鈴鹿のウィナーであるNo.37 ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)がQ2進出の機会を逃すという波乱の展開になっている。
 

一方、続くQ2では山本が1分03秒953という驚異的なタイムでコースレコードを更新。2番手につけたNo.65 牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)に「あのタイムはムリ」と言わしめる走りを見せた。そして迎えたQ3。続くウエット宣言下でのアタックとなり、雨も降りはじめた。その中で早めのアタックを開始したのが山本。ライバルたちがアタックに向けてまだタイヤを温めるための走行を続ける中、ひと足先に1分04秒532のタイムで暫定トップに立つ。すると、アタックに入っていたNo.64 アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)が突然挙動を乱してSPコーナーでコースアウト。さらに後方を走っていた牧野が前方車両に接近、ダウンフォースを失ったことでコントロールを失い、コースアウト。2台がほぼ同じ場所でコースアウトしたことで赤旗が提示され、セッションが中断した。
 

この際、停止した車両の撤去作業に時間を擁すると判断した運営側は、その後の天候悪化を懸念。安全面の確保を最優先するためにQ3を再開せずに終了するという判断を下す。これにより、早い段階でトップタイムをマークしていた山本がポールポジションを手にすることとなった。
 

決勝日も天候に不安を抱えるSUGO大会。例年ハプニングの多い一戦だが、今年はどのようなドラマを演出するのか。これも見どころになりそうだ。
 

■第3戦スポーツランドSUGO 予選結果(TOP6)
1.No.1 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 1’04.532
2.No.16 野尻智紀(TEAM MUGEN) 1’10.761
3.No.50 ルーカス・アウアー(B-Max Racing team with motopark) 1’11.475
4.No.17 塚越広大(REAL RACING) 1’12.172
5.No.18 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG) 1’12.808
6.No.5 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 1’13.892

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