スーパーGT 2017 Round.7
SUPER GT第7戦タイ、37号車LC500がポール・トゥ・ウィン達成!
10月8日、タイ・ブリラム県に位置するチャン・
レースウィーク中、決勝日は雨模様と言われていたが、
レースは2周のセーフティカーランを経てスタート。
レース終盤に向け、
一方のGT300クラス。
・第7戦タイ 決勝結果 各クラストップ3
GT500
1.No.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ組)66Laps 1:42’48.674
2.No. 6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)+12.
3.No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/小暮卓史組)+30.120
GT300
1.No.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔組)61Laps 1:43’41.391
2.No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組)+5.121
3.No.33 D’station Porsche(藤井誠暢/スヴェン・ミューラー組)+32.
SUPER GT第7戦タイ、ポールポジションはNo.37 KeePer TOM’S LC500の手に!
10月7日、タイ・ブリラム県にあるチャン・
今年で4度目となるタイ大会。
一方、GT300クラスではQ1、Q2ともにNo.21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン/柳田真孝組)
・第7戦タイ 予選結果 各クラストップ3
GT500
1.No.37 KeePer TOM’S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ組)1’25.011
2.No.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ヤン・マーデンボロー組)1’25.060
3.No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/小暮卓史組)1’25.124
GT300
1.No.21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン/柳田真孝組)1’38.142
2.No.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔組)1’39.154
3.No.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー組)1’39.
SUPER GT第7戦タイ プレビュー
いよいよ大詰め、セミファイナルのタイで躍進するのは!?
鈴鹿1000kmから1ヶ月ほどが過ぎ、いよいよ迎える第7戦の戦い。9月はGTレースが”お休み”だったこともあり、気分的にはもう終盤戦になるのか、と思われる方も多いのではないだろうか。鈴鹿戦で満身創痍となった全車は慌ただしくメンテナンスを済ませると、タイへと向けてひと足もふた足も先に旅立っており、ドライバーやチーム関係者の到着を待っている状態だ。毎年、厳しい暑さとの戦いになる今大会、果たして今年はどのチームが躍進するのか。
■いよいよ終盤戦、なれど波乱の多い一戦
夏の三連戦を終え、しばし小休止となったSUPER GT。とはいえ、次なる戦い、というよりも残り2戦のタイそしてもてぎでの戦いを視野に見据えたクルマ作りの作業に休みはなく、みな精力的に準備を進めている。サーキットでの戦いはなくとも、チームはつねに戦闘モードという状況なのだ。そんな中で迎えるタイ戦はおよそ6週間ぶりとなる実戦。それもタイトル争いを展開中のチームにとっては、どれほど重要な一戦になるのか、想像に難くない。ここでライバルとの戦いに遅れを取ることにでもなれば、もう後はないわけで、つまり、何が何でもこのタイ戦はライバルを上回る結果を残すことが何よりのプライオリティとなる。
現時点でランキングトップに立つのは、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)。オフシーズンからシーズン序盤にかけて、正直、ライバルの後塵を拝してきた日産勢だったが、チャンピオン経験に富むベテランドライバーのふたりは、レース毎に着実な戦いを続け、粘り強さを余すところなく発揮。まさに試合巧者のパフォーマンスを見せてきた。それが形となって暫定ランキングトップに立っていると言えよう。とはいえ、彼らには苦い思い出がある。ランキングトップで挑んだ去年のタイ戦でノーポイントに終わり、さらには最終戦でライバルに大逆転を許すことになり、結果、連覇を逃すという状況に追い込まれているのだ。したがって、その悪夢を払拭するためにも今年はなんとしてもポイント獲得が必要。条件的には決してラクではないだろうが、これまでのタフな戦いによって自信もつけていると思われるだけに、ベテランらしい奮闘に期待してもいいだろう。
一方、ライバル勢もまた新たなる動きを見せてくる可能性は存分にある。まず、先の鈴鹿そして富士で連勝したホンダ・NSX-GT勢。予選では、第3戦から第5戦までポールポジションを獲得。確実に流れを構築しているイメージが大きい。とはいえ、それはライバル勢がひと足先に活躍してウェイトを搭載したり、逆に存分な速さに欠ける状況にあったからという、いわゆる「鬼の居ぬ間」の活躍であったという見方もできなくはない。また、終盤はレギュレーションの見直しや変更により、ライバルと似通ったコンディションで戦うことになる。アドバンテージがなくなっていく中、どのようなアプローチをしていくのか、その動向が気になるところだ。
さらには、開幕戦から破竹の4連勝を果たしたレクサス・LC500勢。その勢いはウェイトハンディとともに陰りが出始め、中盤戦はまさに苦戦そのもの。だがそれは開幕ダッシュの影響であることは百も承知。ホンダ勢がウェイトハンディで不利になるのとは反対に、ハンディ軽減がようやく叶うことになる。まさに息を吹き返す中でタイ戦を迎えるのは、レクサス勢にとって何よりのチャンスと言えるだろう。
■群雄割拠の混戦必至
鈴鹿戦はシリーズタイトルを競う車両が複数トラブルに見舞われ、思わぬ展開となったGT300。これにより、ランキング争いがいっそう混沌としたものになったのは確かだ。つまり、残り2戦でしっかり結果を残せることができれば、タイトル獲得の可能性が格段にアップするだけに、まず今回のタイ戦でライバルより上位の結果を残すことが求められる。
現在のトップはNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥組)。これに2点という僅差でNo.4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也組)が続き、FIA-GT3勢が2強を築いている。そして3番手には昨年のクラスチャンピオンであるNo.25 VivaC 86 MC(松井孝允/山下健太組)がつけ、連覇に向けてチャンスを伺っている。だが、25号車は鈴鹿でマシンを大破。一時は、タイ戦までに修復作業が完了するのか、それ以前に参戦自体厳しいのではないかという声もあったが、チームは懸命の作業に取り掛かってタイ参戦を可能にしている。もともと、タイのコースで好成績をのこしている同チームだけに、なんとしてもここで大量ポイント獲得を果たしたいところだ。2014年から始まったタイでの戦い。4年目となる今年はどのようなドラマが誕生するのか、注目が集まる。
■主なタイムスケジュール
10月7日(土)
08:00 – 09:00 オープンピット
10:00 – 11:45 公式練習
10:00 – 11:25 : GT500 & GT300
11:25 – 11:35 : GT300
11:35 – 11:45 : GT500
13:15 – 14:30 ピットウォーク
15:00 – 15:35 ノックアウト予選_Q1
15:00 – 15:15 : GT300
15:20 – 15:35 : GT500
15:45 – 16:17 ノックアウト予選_Q2
15:45 – 15:57 : GT300
16:02 – 16:17 : GT500
10月8日(日)
11:20 – 11:45 オールドライバー・アピアランス
11:50 – 12:50 ピットウォーク
13:25 – ウォームアップ走行、スタート進行
15:00 – 決勝レース(66Laps)