スーパーGT 2017 Round.2
SUPER GT第2戦富士、ZENT CERUMO LC500がポール・トゥ・ウィン!
大型連休中の開催となったSUPER GT第2戦「FUJI GT 500Km RACE」。決勝日も清々しい天候に恵まれ、
時折初夏の暑さを感じさせるほどの好天となった決勝日。
500kmレースでのピットイン義務は2回。
2度目のルーティンワークを終えてなお、
GT500のパフォーマンスに負けず劣らず、
・第2戦富士 決勝結果 各クラストップ3
GT500
1.No.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明組)2:52’28.925 110L
2.No. 6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)+4.
3.No.37 KeePer TOM’S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ組)+25.196
GT300
1.No.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井 翔組)2:52’57.578 102L
2.No.11 GAINER TANAX AMG GT3(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)+7.789
3.No.33 D’station Porsche(藤井誠暢/スヴェン・ミューラー組)+17.
SUPER GT第2戦富士、38号車 LC500がポールを獲得
2017年のSUPER GTシリーズ第2戦「FUJI GT 500km RACE」が静岡・富士スピードウェイにおいて5月3日に開幕。
ゴールデンウィーク中の一戦を迎えたSUEPR GT。開幕戦岡山ではレクサス勢の躍進が印象的だったが、
午前から天気が薄曇りへと変化した富士。気温、
迎えたQ2。激化するアタック合戦の中、
一方のGT300クラス。
・第2戦岡山 予選結果 各クラストップ3
GT500
1.No.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明組)1’27.825
2.No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)1’28.
3.No.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)1’28.
GT300
1.No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組)1’35.824
2.No, 9 GULF NAC PORSCHE911(ジョノ・レスター/峰尾恭輔組)1′
3.No.11 GAINER TANAX AMG GT3(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)1’36.056
シーズン2戦目は、500kmの長丁場!
ゴールデンウィーク真っ只中、富士スピードウェイで繰り広げられるSUPER GT第2戦。その舞台は500kmの長丁場とあり、どのようなドラマが待ち受けるのか。「FUJI GT 500km RACE」の決勝レースは、5月4日に号砲を迎える。
■レクサスの好調は富士でも!?
オフシーズンから快調な走りをしっかりアピールしていたレクサスLC500勢。その活躍はシーズン開幕戦の岡山でも変わることはなく、決勝では表彰台を独占した。だが一方で、予選でポールポジションを奪ったのは、ホンダNSX-GT。ところが、昨シーズンの苦渋を経て、いよいよ本領発揮かと思いきや、レースのフォーメーションラップでポールの8号車が突如スローダウン。これに前後して他のNSX-GT勢も不調を訴えるという事態が発生した。急転直下、ホンダを襲った電装系トラブルはまさに激震の出来事だった。さらに日産GT-R勢も苦悩。昨シーズン、開幕戦から連戦連勝でシーズンを牽引したが、今シーズンはテストの時点から覇気が見られず、タイムも頭打ち。開幕戦でもレクサス、ホンダとの三つ巴のバトルを披露するには及ばず、苦しい戦いを強いられた。
このように、岡山ではホンダと日産の両陣営が精彩を欠き、中には「レクサス祭り」と揶揄する声もあったほどだった。さて、その勢力図は第2戦富士でどのような変化を見せるようになるのだろう。正直なところ、まだまだレクサスの勢いは留まるところを知らないという状況。そもそも、富士スピードウェイはレクサス勢のお膝元。しかも、新たなパッケージで迎える初の富士戦となれば、勝利することが何よりのミッションとなる。当然のことながら、岡山の再現を決勝結果のみならず、予選でも狙ってくるのは言うまでもない。
■ライバルたちの逆襲は!?
必勝を掲げるレクサス勢だが、実のところ、ホームコース・富士スピードウェイとの相性は決して良くない。敢えていうなら苦手なコースなのだ。だが、ライバルを尻目にニューマシンでの勝ち名乗りを真っ先にあげようと目論むドライバーたちの強い意思が、さらなる速さや強さへとつながっていくはず。いわゆる相乗効果による健闘が大いに期待できるだろう。
そこで迎え撃つライバル達は、すべてにおいて万全の態勢で挑まなければならない。まずホンダ勢。前回は、いわゆるパーツトラブルだっただけに、富士戦ではしっかりと準備を整えてくるはず。高速サーキットでのスピードを武器に、まずは予選でのパフォーマンスに期待を寄せてよいだろう。一方の日産勢はどうか。レクサス勢と異なり、日産勢はもともと富士を得意とする。また、500kmという長距離戦では、安定したレース運びが重要なキーポイントにもなる。その点において策士である日産勢は、総力戦としての戦いで好機を逃さず、粘りある走りを見せてくるはずだ。ドライバーの力走だけでなく、2度のピット作業では、スタッフのノーミスも大きな影響力を持つ。何かひとつが欠けても、ライバルに先んじることはできない。その点を肝に銘じて全力で戦わなければならないが、それを完遂することができれば、好結果も可能となるだろう。
■実力伯仲のGT300にも注目
一方のGT300クラスは、どのような戦いになるのか。中低速コーナーの多いショートサーキットの岡山とは異なり、高速サーキットとして知られる富士では、パワーマシンが台頭してくるだろう。車種のキャラクターによって、得意とするサーキットがより明確になるGT300クラスならではの醍醐味をぜひ味わって欲しい。
ではズバリ、富士でその強みを発揮するのはどの車種なのか。それは、パワフルが売りのFIA GT3勢だ。BMW勢、アウディR8など、安定したパフォーマンスが定評の車種もさることながら、ドライバーの布陣にも注目したい。かつてGT500でチャンピオン争い、もしくはタイトルホルダーといった強者が顔をそろえるのが、近年のGT300クラス。クルマのポテンシャルを最大限引き出すことができるベテランの存在は、決して侮ることなどできない。巧みなテクニックを駆使し、戦う様子はGT500に引けを取ることもない。GT300同士の戦いであっても、SUPER GTというGT500との混走で交えるバトルは、ドライバーのスキルが高ければ高いほど、より優位な立場に立てるはず。そのあたりの”職人技”も堪能しつつ、初夏のGTバトルをお楽しみいただきたい。
■主なタイムスケジュール
5月3日(水)
07:00 – 07:45 オープンピット
09:00 – 10:45 公式練習
09:00 – 10:25 : GT500 & GT300
10:25 – 10:35 : GT300
10:35 – 10:45 : GT500
10:55 – 11:10 サーキットサファリ
12:05 – 12:55 ピットウォーク
14:40 – 15:15 ノックアウト予選_Q1
14:40 – 14:55 : GT300
15:00 – 15:15 : GT500
15:25 – 15:57 ノックアウト予選_Q2
15:25 – 15:37 : GT300
15:45 – 15:57 : GT500
17:25 – 17:55 / 17:55 – 18:25 GTキッズウォーク(二部制)
5月4日(木)
09:30 – 10:20 ピットウォーク
11:50 – オープニングセレモニー、選手紹介
12:35 – ウォームアップ走行、スタート進行
14:10 – 決勝レース(110Laps)
17:20 – 18:10 コースウォーク