SUPER耐久 2013 Round2 - イベント・レースレポート

スポーツカー専門 GTNET

  1. スポーツカーの中古車ならGTNET
  2. 国内イベント・レースレポート
  3. SUPER耐久 2013
  4. Round2

SUPER耐久 2013 Round2

2013年5月28日

スーパー耐久第2戦、韓国ラウンドはペトロナスSLSが2レースを制覇


5月26日、韓国・江原道麟蹄郡に新設されたインジェ・スピーディウムでスーパー耐久シリーズ第2戦の決勝レースが行われた。
今回は、日本国内の通常レースと形式を変えて、第1レース、第2レースというスプリント形式にて開催し、ドライバー交代なしで、1レース1ドライバーが45分間のレースを戦った。
第1レースでは、ポールシッターの28号車PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3、そしてそのチームメイトで予選2番手の1号車がクリアスタート。
一方で予選3位につけた同じGT3クラスの81号車GTNET ADVAN NISSAN GT-Rは、マシントラブルでピットスタートを強いられた。

波乱の幕開けとなった第1レースだったが、28号車と1号車がそれぞれ互いを牽制しながら周回を重ねるも、
今やベテランの域に達したといえる28号車のファリーク・ハイルマンが落ち着いたレース運びを見せて、トップをキープ。このまま優勝のチェッカード・フラッグを受けた。
2位には1号車をドライブしたメルビン・モーが続き、3位は3号車ENDLESS・ADVAN・PORSCHEの谷口行規だった。
なお、81号車はレース途中で他車との接触が原因で、マシントラブルが発生。ピットにマシンを戻し、惜しくもリタイヤに終わっている。

・第1レース決勝結果(TOP3および各クラストップ)
1.No.28 F.ハイルマン(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3) 29Laps 48’07.992
2.No.01 M.モー(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3) +0.234
3.No.03 谷口行規(ENDLESS・ADVAN・PORSCHE) +58.309

ST-3
No.80 佐藤晋也(PETRONAS TWS GS350) +2Laps

ST-4
No.41 植松忠雄(TRACY SPORTS ings S2000) +3Laps

ST-5
No.19 奥村公一(BRP☆HYPER ECU C72 SEIDOUYA J’S FIT) +4Laps

第2レースは第1レース終了4時間後にスタート。だが、そのインターバルでは、サーキットのオープニングを祝う様々なイベントが催された。
中でも注目を集めたのは、韓流スターとして有名なチャン・グンソクによるステージ。日本からも熱心なファンが詰めかけていた。

迎えた第2レースでは、ポールポジションスタートの28号車PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3に、
マシンの修復を短時間で済ませた81号車GTNET ADVAN NISSAN GT-Rがどこまで食らいつけるのかが注目された。

28号車のジョノ・レスターは冷静な走りでトップをキープ。81号車の星野一樹はなんとか28号車の前に出ようと策を弄するが、
逆転どころか、後続の1号車PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3を駆るドミニク・アンに攻められる。
この3台が激しい攻防戦を展開し、その直後では第1レースで3位に入った3号車ENDLESS・ADVAN・PORSCHEの峰尾恭輔が様子を伺うことになった。
しかし、その態勢も長くは続かず。3号車はこの後、マシントラブルに見舞われ、リタイヤに終わっている。

レースは終盤に入ってもトップ3に変化は見られず。ペースで勝る28号車のレスターが逃げ切り勝利を果たし、
81号車星野は2位をキープ。3位に1号車のアンが続くことになった。

・第2レース決勝結果(TOP3および各クラストップ)
1.No.28 J.レスター(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3) 29Laps 47’03.039
2.No.81 星野一樹(GTNET ADVAN NISSAN GT-R) +17.353
3.No.01 D.アン(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3) +18.245

ST-3
No.80 吉本大樹(PETRONAS TWS GS350) +2Laps

ST-4
No.13 村田信博(ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA 86) +3Laps

ST-5
No.19 梅本淳一(BRP☆HYPER ECU C72 SEIDOUYA J’S FIT) +5Laps

 

記事:島村元子/ TEXT : Motoko SHIMAMURA



2013年5月27日

インジェで開催中のスーパー耐久第2戦、28号車のメルセデスSLSがポールに


韓国・インジェ・スピーディウムで初めてのレースとして開催されたスーパー耐久シリーズ第2戦。
5月25日には公式予選が実施され、GT3クラスの28号車PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3がA、Bドライバー予選でともにトップタイムをマーク。ダブル・ポールポジション獲得に成功した。施設の一部がまだ工事中というインジェのサーキットでは、今回の耐久レースは通常とは異なり、A、Bドライバーがそれぞれひとりでドライブする45分のスプリント形式にて行われることになっている。このため、予選も、A、Bドライバーそれぞれのトップタイムがグリッド順位に反映されることとなった。結果、Aドライバー予選では、28号車で長らくステアリングを握るマレーシア人ドライバーのファリーク・ハイルマンがトップタイムをマーク。チームメイトの1号車、メルビン・モーがこれに続き、ペトロナスチームがフロントローを独占した。3番手に入ったのは、81号車GTNET ADVAN NISSAN GT-Rの青木孝行。クルマのセットアップやドライバー自身の慣熟走行にあてがわれるはずだったフリー走行では、あいにくのマシントラブルに見舞われ、ほとんどの時間を棒に降ることとなったが、それでもベテランの意地を見せて、セカンドローにつけた。一方、Bドライバー予選では、勢いづく28号車の若手、ジョノ・レスターがトップタイムをマーク。しかし、81号車のGT-Rを駆る星野一樹もなんと同タイムをマークするというサプライズが!同タイムの2台がフロントローに並び、3番手には1号車のペトロナスをドライブするドミニク・アンが続く結果となった。

 

・予選結果

◎Aドライバー(TOP3および各クラストップ)

 

1.No.28 F.ハイルマン(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3) 1’35.456
2.No.01 M.モー(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3) 1’35.713
3.No.81 青木孝行(GTNET ADVAN NISSAN GT-R) 1’35.927

ST-2
No.31 山下潤一郎(C-WEST Cyber Evo ADVAN CZ4A) 1’49.982

ST-3
No.80 佐藤晋也(PETRONAS TWS GS350) 1’45.352

ST-4
No.48 太田侑弥(DIJON IS WAKO’S ED DC5) 1’48.981

ST-5
No.19 奥村公一(BRP☆HYPER ECU C72 SEIDOUYA J’S FIT) 1’58.149

 

◎Bドライバー(TOP3および各クラストップ)

 

1.No.28 J.レスター(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3) 1’35.048
2.No.81 星野一樹(GTNET ADVAN NISSAN GT-R) 1’35.048
3.No.01 D.アン(PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3) 1’35.623

ST-2
No.31 輿水敏明(C-WEST Cyber Evo ADVAN CZ4A) 1’56.876

ST-3
No.80 吉本大樹(PETRONAS TWS GS350) 1’44.344

ST-4
No.93 望月大地(SKR ENGINEERING S2000) 1’49.184

ST-5
No.19 梅本淳一(BRP☆HYPER ECU C72 SEIDOUYA J’S FIT) 1’57.738

 

記事:島村元子/ TEXT : Motoko SHIMAMURA



2013年5月22日

スーパー耐久、シリーズ戦を韓国・インジェサーキットで開催!


完成間もない韓国・インジェー・スピーディウムにてスーパー耐久シリーズ第2戦が開催される。海外での公式戦、しかも同サーキットにおけるこけら落としイベントとして行われる一戦だけに、国内外のレースファンから注目を集めることとなるだろう。

 

■インジェ・スピーディウムとは?

 

今シーズンのシリーズカレンダーが発表され、第2戦にインジェの名前が明記されたとき、当時まだ完成していないサーキットでの実施は可能なのか否か、様々な憶測が飛び交ったが、今シーズンは日本最高峰フォーミュラレースとして知られるスーパーフォーミュラの公式戦も組み込まれており、今回のレースイベントの開催によって、スーパーフォーミュラの開催もより現実的なものになったといえる

なお、このインジェ・スピーディウム。つい最近までインジェ・オートピアという名称だったが、正式オープンに合わせて名称変更がなされたという。韓国の首都ソウルよりクルマでおほそ2時間強、江原道麟蹄郡にあり、コースは全長4207kmで、観客席はグランドスタンドに2万席を設置。サーキット全体になると、トータルではおよそ7万人が観戦可能になるという。

 

■インジェでのスーパー耐久はどのような戦いに?

 

今回、2デイレースでの開催となるのは、国内同様だが、通常、国内では大会1日目にはピットウォークとタイムアタックの予選のみを実施しているものの、なにしろ今回は初サーキットによる初レースイベントとあり、初日にフリー走行が2時間設けられている。

まず、午前10時より今回日本から参戦しているGT3からST-5までの全クラス20台に加え、地元参戦を果たす韓国チーム11台の計31台が一堂に会してフリー走行に出走する。出来上がったばかりのコースはダスティな上に舗装したてとあって滑りやすい状況。コースに慣れることはモチロン、不確定要素が山積の状況に合わせてクルマを走らせることが重要となるだろう。

午後には予選を実施。国内同様、複数のクラスを2つに分けて各15分の予選が行われる。短時間でコースの特徴をつかみ、アタックラインを習得できたドライバーだけが、渾身のアタックタイムを叩き出すことができるはずだ。

 

■決勝は耐久スタイルではなく、スプリント戦に

 

決勝日には、朝一番にフリー走行が30分設けられ、ここで決勝に向けてクルマの最終確認を行うことになる。なお、今回は通常の耐久レースではなく、第1ドライバー、第2ドライバーのそれぞれがスプリント形式のレースを行うため、ピットでのガソリン補給やタイヤ交換は基本的に実施されない。それゆえに、国内戦では見られないような激しいガチバトルの実現も夢ではないと思われる。

第1レースが終了すると、今度はピットウォーク。その後、第2レースを前に大会セレモニーが行われるのだが、ここに日本でも有名な韓流スターが来場するという噂もチラホラ。果たして、当日誰が姿を現すのか…。サプライズの一つとなるかもしれない。

第1、第2レースとも45分のスプリントレースで行われる今回。サーキット内の施設などの工事は依然に継続中の模様だが、ホットな一戦になることに違いないだろう。

 

■チーム体制

#81
GTNET ADVAN NISSAN GT-R
A 尾本直史
B 星野一樹
C 青木孝行

 

#31
C-WEST Cyber Evo ADVAN CZ4A
A 山下潤一郎
B 輿水敏明
(※GTNET スポンサード)
gtnet-gt-revo10

 

■主なタイムスケジュール

5月25日(予選)
10:00 – 12:00 フリー走行
12:05 – 13:00 ピットウォーク
14:30 – 15:15 公式予選 Aドライバー
16:00 – 16:45 公式予選 Bドライバー

 
5月26日(決勝)
9:00 – 9:30 フリー走行
10:30 – 11:15 第1レース(45分)
12:40 – 13:30 ピットウォーク
15:15 – 16:00 第2レース(45分)
17:00 – 19:00 ショータイム





スポーツカーの中古車情報ならGTNET