SUPER FORMULA 2023 - イベント・レースレポート

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 SUPER FORMULA 2023


レーススケジュール

4月8日 第1戦 富士スピードウェイ
4月9日 第2戦 富士スピードウェイ
4月22ー23日 第3戦 鈴鹿サーキット
5月20ー21日 第4戦 オートポリス
6月17ー18日 第5戦 スポーツランドSUGO
7月15ー16日 第6戦 富士スピードウェイ
8月19ー20日 第7戦 モビリティリゾートもてぎ
10月28日 第8戦 鈴鹿サーキット
10月29日 第9戦 鈴鹿サーキット
 

新型車両「SF23」の導入が決まった今シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権。昨年、レースウィーク前後に開催サーキットでの公開テストを展開し、より進化した車両として完成されたもので全9戦(7大会)を争う。1シーズン前からじっくり時間をかけ、開発ドライバーによるデータ収集、その結果を事前に公開するなど新たな手法で新車両導入へのプロセスを包み隠さず進めてきたのは長いフォーミュラレースの歴史の中でも初めての試みとなったが、これもプロモーターであるJRP(日本レースプロモーション)が取り組む「SF NEXT50」__この先の50年もモータースポーツが持続可能であるようにという思いを形にしたプロジェクトの一環だ。
 

このSF23は、既存のダラーラSF19に新たなボディワークを装着したもの。クルマの後方乱気流(タービュランス)の低減を狙った空力パッケージに仕上げ、前後ウイング、サイドポンツーン、エンジンカウルなどがSF19とは大きく異なる新デザインとなった。また、これに合わせてワンメイクタイヤを供給するヨコハマタイヤの手によって再生可能原料を活用したカーボンニュートラル対応レーシングタイヤが開発され、今シーズンから導入される。なお、昨シーズン中のテストメニューとして取り組んでいたカーボンニュートラルフューエルについては今シーズンの導入を見送ることになったが、この先もテストを継続していく予定だという。
 

参戦するドライバーも久々に外国人のニューカマーが登場する。12チーム22台は、昨シーズンよりも1台多い参加となり、外国人は4選手だが、うち3選手がルーキードライバーとして日本のトップカテゴリーに臨む。リアム・ローソン(TEAM MUGEN)は2年連続チャンピオンの野尻智紀のチームメイトとして、またラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)は国際レースで腕を磨いてきた松下信治のシスターカーをドライブすることになる。一方、ジェム・ブリュックバシェ(TGM Grand Prix)はトルコ出身のドライバー。スーパーフォーミュラ初のトルコ出身ドライバーとなるが、新生チームでの活躍に注目が集まりそうだ。一方、日本人選手でデビューを果たすのは、ふたり。小高一斗(KONDO RACING)と太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)はともに昨年、スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に参戦。小高はタイトルをひっさげ、デビューを果たすことになる。野尻の3連覇達成や、ベテランの復活や中堅の覚醒、あるいはルーキーの躍進と、シングルシーターならではの”ガチンコ勝負”が、新しい車両とタイヤのコンビネーションを伴い、どのような”化学反応”となってドラマを生み出すのか、見どころになるはずだ。



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