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減衰力3段調整式ダンパーを採用する標準車に対し、スペックVは減衰力固定式(単筒タイプ)に変更された。製造ブランドは、どちらもビルシュタイン製。カラーリングについては、ダンパー本体がシルバー(標準車はブルー)、スプリングはガンメタに類似したシルバー(標準車はブラック)に変更された。スペックVのサスセッティングは、ニュルや富士スピードウェイのような高速サーキットに最適なチューニングが施され、バネレートを約20%アップ、減衰力についても標準車のRモード以上に引き締められた。ダンパー構造は、モノチューブ式を採用する。
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スペックVの標準ホイールは、レイズ製アルミ鍛造1ピースホイールの20インチを装着。サイズはフロント9.5J、オフセット+45、リヤ10.5J、オフセット+25。デザイン及びサイズは、NISMOクラブスポーツと同一だが、カラーがブラック(ディスク)+シルバー(リム)に変更され、スペックV専用品になる。標準ホイールに比べて1本あたり、フロント-1.6kg、リヤ-1.4kgの軽量化が図られた。組み合わされるタイヤは、ポテンザRE070R。NISMOクラブスポーツと同型式だが、コンパウンドや内部構造などが見直されたスペックV専用品になりサイドに「V1」のマーキングが入る。基本的なトレッドパターンは共通だが、GTNET独自の調べによると、アウト側ブロックは若干サイズが大きくなり、内側ブロックの横溝間隔が広く変更されたことを確認した。ランフラット構造はそのまま継承され、タイヤ溝も6mm程度と一般的なスポーツラジアルよりも浅めに設定される。サーキット走行派に人気のダンロップSPスポーツ600DSSTもオプション選択が可能で、タイムアタックを目指す人にお勧めだ。細かな点では、ホイールナットにロックナットが付属。レイズ製ホイールの穴サイズにあわせて若干細身になる。