スーパーフォーミュラ2013 Round7 予選 - イベント・レースレポート

スポーツカー専門 GTNET

  1. スポーツカーの中古車ならGTNET
  2. 国内イベント・レースレポート
  3. スーパーフォーミュラ2013
  4. Round7 予選

スーパーフォーミュラ2013 Round7

2013年11月11日

スーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿、タイトルを狙う山本尚貴がポール獲得に成功


11月9日、薄曇りの中、三重・鈴鹿サーキットにおいて、全日本選手権スーパーフォーミュラ第7戦の予選が行われた。今回は1イベント2レース制のスプリントレースとなるが、その中で現在ランキング3位につける山本尚貴(TEAM 無限)が2レースともポールポジションを獲得した。
秋深まる鈴鹿サーキット。今回2レース開催のため、ノックアウト予選のシステムには変更がないものの、Q1の結果がレース1、そしてQ3の結果がレース2の予選順位として採用されることとなった。現在、ランキングトップ、そして2位につけるのは、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)とロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)。しかしながら、2選手は上海で開催される世界耐久選手権に出場のため今大会を欠場している。このため、俄然注目を集めることになったのが、ランキング3位につける山本だった。
13点という決して小さくないトップ、アンドレとのポイント差をひっくり返して逆転チャンピオンになるためには、まず予選で好位置につけることが最低条件。このため、山本は朝のフリー走行からトップタイムをマークし、勢いをつけて予選に挑むという理想的な形を作り上げた。
Q1ではコースインを大幅に遅らせ、混雑を回避して渾身のアタックを開始すると、2番手に0.3秒近くの差をつけて今季自身初となるポールポジションを獲得。まずは第一関門を突破した。続くQ2は決勝グリッドに影響がないため、ここではクルマの微調整などに特化。それでも2番手の好タイムをマークし、存在間をアピールした。
そして迎えたQ3。これまでのセッション同様、遅くにピットインし、アタックに向った山本だが、そこに思わぬハプニングが待ち受けた。なんと先にアタックを開始していた国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)がコースアウトを喫し、まさかの赤旗中断となったのだ。残り時間は1分を切っており、この時点でアタック中だった山本はポジションも6番手に留まっていたことから、これでチャンスが喪失したかに思われた。だが、アタック再開に与えられた時間は3分。これで息を吹き返した山本は心機一転のアタックを披露、見事トップタイムとなる1分37秒774をマーク。コースレコードを更新してポールポジションを獲得。納得のいく予選日を終えている。
なお、山本が逆転でチャピオンを獲得するには、決勝レースで2レースで2勝、1レースで優勝し、残る1レースで2位、または3位になれば2シーズン連続して日本人チャンピオンが誕生することになる。レース1は午前10時20分、そしてレース2は午後2時30分にスタートを切る。

 

・第7戦鈴鹿 予選結果(TOP6)
Race1
1.No.16 山本尚貴(TEAM 無限)1’38.055
2.No.31 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)1’38.320
3.No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)1’38.331
4.No.39 国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)1’38.381
5.No.20 松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)1’38.446
6.No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)1’38.496

Race2
1.No.16 山本尚貴(TEAM 無限)1’37.774
2.No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)1’38.067
3.No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)1’38.108
4.No.49 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1’38.202
5.No.01 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)1’38.399
6.No.31 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)1’38.630

記事・写真:島村元子/ TEXT&PHOTO : Motoko SHIMAMURA

  • GNNS_SF7_Q_1109_3

  • GNNS_SF7_Q_1109_2

  • GNNS_SF7_Q_1109_1





  • スポーツカーの中古車情報ならGTNET