SUPER GT 2019 Round.7 概要 - イベント・レースレポート

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SUPER GT 2019 Round.7

2019年9月19日

SUPER GT第7戦スポーツランドSUGO プレビュー


残り2戦、激戦の舞台は秋深まるみちのく仙台へ!

 

いよいよ今シーズンも残すところ2戦となったSUPER GT。9月は前回のオートポリスからわずか2週間のインターバルで第7戦を迎えることになる。その舞台は、宮城・スポーツランドSUGO。アップダウンに富むコンパクトなコースでは、毎年様々なドラマが繰り広げられる。予測不可能なレースも多く、オートポリス戦に続いて思わぬ展開になるやもしれない。タイトル争いが大詰めを迎える中、SUGOではどのような戦いが待ち受けているのだろうか。
 

■激化するタイトル争い
第4戦タイで勝利を収めたNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太組)。続く第5戦富士でもウェイトハンデをものともしない走りと、ライバルチームにとって不意打ちのようなピットインのタイミングを味方につけ、驚きの連勝を果たした。この展開が今シーズンのチャンピオン争いに大きな変化をもたらしたのは言うまでもない。前回の第6戦オートポリスでは、さすがに厳しい戦いを強いられたのだが、レースそのものが波乱の展開となったことが好機となり、チームは我慢のレースをやり遂げたことで6位入賞を実現。着実にポイントを積み重ね、堂々のランキングトップをキープしている。これに続くのが、No.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ組)。第3戦鈴鹿、第4戦タイと連続2位表彰台に上がり、オートポリスでも3位を獲得。現在、トップの6号車とのポイント差は5点となっている。シーズン中の優勝がまだ一度もないことが不思議なくらい、安定した強さを誇るあたりは、さすがに2017年のディフェンディングチャンピオン。残り2戦での勝負を見据え、タイトル獲得を虎視眈々と狙っている。一方、同3位につけるのは、No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)。オートポリスで劇的勝利を果たしたことで一気にランキングアップ。コバライネンは2016年のシリーズチャンピオンだけに、SUPER GTにおける”勝ち方”を知っている。それゆえ、チーム一丸のアプローチでタイトル争いに加勢してくるのは明白だ。なお、ランキング4番手につけるNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明組)はトップと26.5点差であるため、さすがにタイトル争いを考えると一筋縄ではいかないだろうが、レースの展開次第でこの先どのような可能性が現れては誰もわからない。それゆえに、今回のSUGO戦は緊迫のレースになりそうな気配が漂う。
 

■LC500台頭の中で
ランキングトップから4番手までを見て気がつくのは、上位すべてレクサスLC500勢であるということ。今シーズンは複数のLC500が表彰台に上がることも珍しくなく、総合力の高さをしっかりとアピールしている。一方、ライバル勢はというと、ランキング5番手につけるのが、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)。一発の速さには眼を見張るものの残念ながら勝利には結びついておらず、また今シーズンはレース中のハプニングも多く、”惜しい”戦いに苦しんでいる様子。これはランキング6番手のNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也組)にも言えること。日産ホンダの両陣営は予選での一発の速さはすでに折り紙付きだが、表彰台の真ん中が遠く、開幕戦で8号車が挙げた1勝に留まっている。残り2戦を迎えた状況でウェイトハンデの見直しが実施され、SUGO戦では獲得ポイントを1kgに換算。これまで搭載してきたウェイトも凡そ半減されるため(※ 燃料流用リストリクターの併用で一部異なる場合あり)、必ずしもオートポリス戦ほど車重に苦戦することはないと思われるが、難コースゆえの戦いになる可能性もある。それだけに、総合力の高さを極めたチームがレースで強さを発揮することになるだろう。
 

■GT300は僅差のランキング争い
前回のオートポリスでピット戦略が奏功し、3位でチェッカーを受けたNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥組)。ランキングトップはNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺組)で、その差は5点。レースではあと一歩で2位を逃しただけに、もし2位チェッカーを受けていれば、55号車との点差はわずか1点となっていた。それゆえに、ランキング3位以下との点差もわずかなものとなり、激戦になっている。3番手に続くのは、No.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南組)。55号車、88号車が今季未勝利の一方、96号車はすでに2勝を挙げる活躍を見せている。ランキング上位2チームが安定感抜群のレース運びを見せるとすれば、96号車はズバリ優勝狙いの戦いを繰り広げているわけだが、果たしてSUGOではどのような展開でレースが推移していくのか、興味が尽きない。さらに、ランキング4番手につけるNo.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ組)にも注目が集まる。フェネストラズはすでに今シーズンの全日本F3選手権でシリーズチャンピオンを獲得。まさに、”飛ぶ鳥を落とす”勢いのフランス人ドライバーだ。SUPER GTでは着実にポイント加算を続ける中、チームが渇望する”初勝利”目指してSUGOに挑むことだろう。これまでも荒れる展開が多く、”魔物が棲む”と言われるSUGO。今年はどのようなドラマが待ち受けているのだろうか。
 

■主なタイムスケジュール
・9月21日(土)
07:00 – 07:50 オープンピット
09:00 – 10:45 公式練習
09:00 – 10:25 : GT500 & GT300
10:25 – 10:35 : GT300
10:35 – 10:45 : GT500
11:00 – 12:00 ピットウォーク
14:00 – 14:43 ノックアウト予選_Q1
14:00 – 14:10 : GT300_A組
14:18 – 14:28 : GT300_B組
15:33 – 15:43 : GT500
14:53 – 15:23 ノックアウト予選_Q2
14:53 – 15:03 : GT300
15:13 – 15:23 : GT500
16:15 – 17:00 GTキッズウォーク
 

・9月22日(日)
10:35 – 11:00 SUPER GT選手紹介
11:05 – 12:00 ピットウォーク
12:25 – 12:45 ウォームアップ走行
14:00 SUPER GT : 決勝レース(81Laps)
 





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