スーパーフォーミュラー2018 Round.1 予選 - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラー2018 Round.1

2018年4月21日

2018年スーパーフォーミュラ、初戦ポールは山本尚貴!


4月21日、三重・鈴鹿サーキットにおいて全日本スーパーフォーミュラ選手権が開幕。「NGK SPARK PLUGS SUZUKA 2&4 RACE」の予選が行われ、波乱の展開を見せる中でQ3のトップタイムをNo.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)がマーク。2016年開幕戦以来のポールポジションを手にした。

前日に行われた公式練習時から快晴に恵まれた鈴鹿は、予選日もまぶしい陽射しの中、気温、路面温度も上昇して初夏を思わせるような陽気となった。まず、朝のフリー走行でトップタイムをマークしたのがNo. 5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。セッション中は2度にわたり赤旗提示となり、走行が中断されたが、終盤にソフトタイヤを装着してアタックし、1分38秒509のトップタイムをマーク。手応えあるセッションを終えた。

今シーズンからソフト、ミディアムの両スペックタイヤによる戦いを展開するスーパーフォーミュラ。一方でノックアウト予選ではQ1でのミディアムタイヤ装着が義務付けられており、まずは全19台によるアタック合戦が開始する。朝のフリー走行でスクラブタイヤを用意し、タイミングを見計らってアタックを行うクルマも多い中、まずQ1でトップタイムを叩き出したのが、ルーキードライバーのNo. 6 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。

ニューカマーの躍進に刺激を受けたか、Q2では勢い余ってNo.20 平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がアタック中にコースアウト。これで赤旗提示となってセッションが中断する。これで泣きを見たのが、計測2周目でのタイムアタックを予定していたドライバーたち。その中には、Q1トップだった松下の姿もあった。さらに、すでにアタックを終えたドライバーたちの中からも、ライバルのタイムアップを警戒してQ3で使う予定だった新品のソフトタイヤを追加投入する者が現れた。予定外の状況下で改めて行われたアタックだったが、結局トップに名を刻んだのは赤旗前にトップタイムをマークした野尻だった。

そして迎えたQ3。Q2でコースアウトを喫した平川は8位でQ2を通過していたためQ3での出走が可能だったが、マシンの準備が間に合わず出走を見合わせたため、残る7台がポールポジションを目指してアタックを開始する。Q2で予定外だったソフトのニュータイヤを装着し、Q3へ進出したドライバーは3人。惜しくも上位タイムを刻めず、ソフトのニュータイヤをQ3まで温存していた4人がトップ争いを展開。その中で1分36秒911のタイムをマークした山本が自身通算9度目となるポールポジションを獲得することに成功した。2番手に続いたのは、山本のチームメイトであるNo.15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)。彼もまたルーキーながら山本との差はわずか0.08秒と大健闘。存在感をしっかりアピールした。3番手には野尻。こちらもトップ山本との差が0.1秒という僅差でのアタックを見せた。

今大会の決戦は、通常よりも50km長い300kmでの戦い。2スペックのタイヤをいかに使うか、またピットインのタイミングなどそれぞれのチームが緻密な戦略をもって戦うことになるのは必至だ。

■第1戦鈴鹿 予選結果(TOP6)

1.No.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)1’36.911

2.No.15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)1’36.991

3.No. 5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1’37.040

4.No.65 伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)1’37.935

5.No.17 塚越広大(REAL RACING)1’37.990

6.No. 1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)1’38.342

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