スーパーフォーミュラー2018 Round.1 本選 - イベント・レースレポート

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スーパーフォーミュラー2018 Round.1

2018年4月23日

2018年開幕戦、山本尚貴がポール・トゥ・ウィンを達成!


4月22日、三重・鈴鹿サーキットにおいて全日本スーパーフォーミュラ選手権「NGK SPARK PLUGS SUZUKA 2&4 RACE」の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートを切ったNo.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)が完璧なレース運びを披露し、トップでチェッカー。2年ぶりの優勝を果たした。

安定した快晴に恵まれた開幕戦鈴鹿。決勝日を迎えたこの日は、レースウィーク一番の陽射しとなり、路面温度の上昇が予測された。決勝スタートは午後1時50分。気温26度、路面温度40度というコンディションの中、300km、51周による戦いが幕を開けた。

スタートからホールショットを決めた山本に対し、予選2番手のチームメイトであるルーキー No.15 福住仁嶺も負けじと山本に喰らいつき、スタートを成功。ところが3番手スタートのNo. 5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は蹴り出しは良かったものの、その後失速。瞬く間に後続の中へと飲み込まれてしまった。結果、オープニングラップから激しい攻防戦が展開され、細かくポジションの入れ替わりが見られた。

一方、逃げる山本に対して福住も負けじと追いかけるが、その背後からNo.17 塚越広大(REAL RACING)が詰めより、あっさり逆転。実のところ塚越は上位陣と同様のミディアムタイヤを装着しているものの、燃料を軽くして2ストップ作戦を採っていたため他車より勝るスピードで2番手に浮上した。スピードに乗る塚越はオーバーテイクシステムを使い、トップ山本に大接近。再三逆転のチャンスを伺うも、決定打に賭けることとなり、そのまま周回を重ねることになった。

レースは51周の戦いながら、早くも12周終わりでピットインする車両が現れる。No. 4 山下健太(KONDO RACING)は2ストップ作戦を採っており、このあとミディアムーソフトと2度のピットインで戦った。するとこれを境にソフトタイヤ装着車が1台、また1台とピットイン。さらにミディアムタイヤで2ストップ作戦を立てた塚越も19周終わりでピットに戻り、今度はソフトタイヤを着けてコースに復帰した。

ソフトタイヤ装着車でもっとも周回を重ねたのはNo.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。24周までピットインを伸ばしたあと、ミディアムタイヤへと交換した。ピット作業が全車最短で完了した関口は、その後さらにペースアップ。コース復帰直後にはチームメイトのNo.20 平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)とヘアピンで接触、ひやりとする場面もあったがそのままハイペースで周回を重ねていった。逆に関口を後方からプッシュしていた平川は、勢い余ってチームメイトと接触、クルマが宙を待った末にコースアウト。コース復帰は叶わず、戦いを終えている。

後半に入り、32周終わりでトップの山本がピットイン。ミディアムタイヤからソフトタイヤへと交換、給油を含めて19秒6と作業時間は長いほうだったが、全車ピットインが完了しても山本のトップは変わらなかった。しかし、ポジションの入れ替わりが激しかった2位以下は、関口を筆頭に、野尻、そしてNo. 1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、No.65 伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)そして塚越が続くこととなった。

2位に浮上した関口とトップ山本との間には、11秒ほどの差があったが、ペースで山本を上回る関口は、1周1秒以上という脅威のペースで2台の差を縮めていく。ただ、レース後の山本は、残り周回数を意識しながら走行を続けていたと言い、最終的に2台の差は1秒720まで縮まるも逆転には至らず。結果、山本が2016年開幕戦以来となるポール・トゥ・フィニッシュを達成した。また、2位の関口も自身鈴鹿初表彰台を果たし、3位には野尻、4番手には巧みなレース運びをモノにした石浦が続いている。

■第1戦鈴鹿 決勝結果(TOP6)

1.No.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)1:29’25.365  51L

2.No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)+1.720

3.No. 5 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)+13.717

4.No. 1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)+15.881

5.No.65 伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)+30.907

6.No.17 塚越広大(REAL RACING)+31.285

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